競合戦略や顧客内の政治力学を分析し、不足する情報や、競合に対して取るべき手は明確になった。それでも多くの商談で受注に失敗してしまうのは、せっかく分析した案件情報や競合戦略が、日々の営業活動にうまく生かされていないからです。確実に勝率向上につなげるための行動計画の立案方法を紹介します。 前回まで、商談の勝率向上をテーマに「案件アセスメント」、「競合戦略」、「顧客内政治力学」という順番で、案件の分析手法や商談を有利に進めるための戦略の考え方を紹介してきました。 勝率向上のための商談戦略の立案は、その過程を「インプット(収集すべき情報)」、「プロセス(分析の切り口)」、「アウトプット(行動計画への落とし込み)」の三つに分類できます。そしてこれら三つが効果的に連携して初めて価値を持ちます。いくら案件の分析が正しくても、顧客に対する実際の営業活動の一つひとつが的外れだとすれば、勝率向上はおぼつきませ
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