エリン・メイヤーの「異文化理解力」は途中までとても楽しく読んだところで本がどこかへいってしまい、読み終えてないのだが、『異文化理解力』 - 世界線航跡蔵の読書メモを読んで、数年前に自分がマネージャという役割にとても苦しんだ理由の一端に気づいたので書き留める。 自分にとって、マネージャとは上司のことであり、意思決定者のことである。自分は日本生まれ日本育ちで、おおむね日本的な文化のもとで生活してきた。そんな自分は、上司は偉く、権限を持ち、責任が重く、自分より能力が高く*1、威厳ある振る舞いをするものだ、という価値観を持っている。自分は階層主義の支持者である、といえる。 これまで自分が所属した組織は、様々な理由で*2、比較的トップダウンの意思決定をする傾向があった。なので自分はトップダウンの意思決定に馴染みがあり、意思決定者は毅然とものごとを決断するものだ、という価値観を持っている。自分はトップ