北海道警稚内署は3日までに、公営住宅の床下に入り込み、約1カ月にわたり食糧や生活必需品を万引して暮らしていた住所不定、無職の男(37)を窃盗容疑で逮捕した。男は容疑を認めているが「泥棒生活を続けていても、捕まらないまま生きていけると思っていた」などと、“借りぐらし”に自信をのぞかせていたという。 真冬は氷点下10度前後まで冷え込むという北海道稚内市の道営住宅床下で、盗品に囲まれて冬を越そうとしていた男がいた。豪華食材やマンガも備えられていたというから、なんとも…。 男の“マイホーム”は4階建て道営住宅1階の床下。水道管などの配管が行き交う“室内”は、高さは約1メートルと低いものの広さは2LDKクラスの約60平方メートルもあった。 そこに備えていたものは、ろうそくやカミソリ、歯ブラシセットなどの生活用品のほか、ジンギスカン用のラム肉、豚肉、ホルモンに日本酒も用意され、調理用の携帯ガスコンロも