地球からおよそ38万キロ離れた月を目指して飛行を続けている、日本のベンチャー企業が開発した着陸船が26日未明、月面への着陸に挑戦します。 成功すれば世界で初めての民間による月面着陸達成となり、注目されます。 発射から約4か月 月面着陸に挑戦 日本のベンチャー企業「ispace」が開発した月着陸船は、2022年12月、アメリカの民間企業「スペースX」のロケットで打ち上げられ、太陽の重力などを利用しながら月に向けて飛行してきました。 打ち上げからおよそ4か月後の4月13日には月の高度およそ100キロを回る軌道に入り、搭載機器の状態や通信の確認など準備を進めていて、問題がなければ、26日未明、月面着陸に挑戦します。 計画では、午前0時40分ごろに降下を始めガスを噴射して減速するとともに姿勢を変えながら徐々に月面に近づき、午前1時40分ごろ、着地の衝撃を和らげる4つの脚で月の北半球にあるクレーター