地球の裏側にいる友人や家族と気軽に、しかもわずかなコストでビデオ通話ができるなど、少し前には思いもしなかった。しかし、今では日常的な光景だ。次は、遠くにいる人のホログラムを目の前に呼び出す技術が登場し、ビデオ通話を新たな次元に押し上げることになるかもしれない。 ホログラム、そしてその映像を時空を超えて投影する技術はすでに存在するが、たいていは高額な装置が必要だ。価格の面で手が出ないだけでなく、大きくかさばるので所有欲もそそられない。しかし2月、筆者はバルセロナで開催されたモバイル見本市「Mobile World Congress(MWC)」の会場で、こうした装置を一切使うことなく、ホログラムによるビデオ通話を実現する新たな技術に出会った。元になっているのは、通信機器メーカーEricssonの研究だ。 筆者から数メートル離れた場所に、Ericsson Holographic Communic
![「iPhone」で見た不完全な「ホログラム」のインパクト](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2efdd0d23a4b34dc38bd03ef583b2f03cd6a6d56/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fjapan.cnet.com%2Fstorage%2F2024%2F03%2F22%2F8dec52957f0914655c90318502bb5766%2Fimg-3468_1280x960.jpg)