中古で買ったトラクタやコンバインを、10年以上も大きな故障なしに使う中津川市の植松俊明さん。コツを伺うと「機械は水洗いをしてはダメ、キレイに整備するのは時間の無駄」とのこと。水洗いによって機械の奥に水が入り、そこからサビや傷みがくるというのです。 そんな俊明さんのメンテ法は、泥は落とさず、ナットやベアリングなど金属製の部品に注油し、屋根のある風通しのいいところで速やかに乾かすというもの。サビの原因は空気と水。泥があると空気に触れないし、泥が湿気も吸ってくれます。それに、乾くと自然に落ちていくのでまったく問題ありません。 機械をしまう前に水洗いをしていた頃は、いざ次に使おうとする時に何かしらの不調がありましたが、水洗いをやめてからはいつも快調です。 後で母親から「あなたのおじいさんも同じことを言っていたよ」と教えてもらったそうです。 『現代農業』2014年12月号41ページより こんなDVD