「銭ゲバ」「アシュラ」「浮浪(はぐれ)雲(ぐも)」などで知られる漫画家のジョージ秋山(じょーじ・あきやま、本名・秋山勇二=あきやま・ゆうじ)さんが5月12日に死去していたことがわかった。77歳だった。死因は公表していない。告別式は近親者で済ませた。 東京都生まれ。栃木県足利市育ち。漫画家の森田拳次さんのアシスタントを経て、1966年「ガイコツくん」でデビュー。ほのぼのギャグ漫画「パットマンX」を経て、70年から週刊少年サンデーで「銭ゲバ」、週刊少年マガジンで「アシュラ」と、悪をテーマにした問題作を発表した。過激な描写が議論を呼び、高度成長期の世相に衝撃を与えた。 73年からは青年漫画誌「ビッグコミックオリジナル」で自然体で生きる幕末の男を描く「浮浪雲」を始め、同作は2017年まで44年続く長期連載となった。「パットマンX」で講談社児童まんが賞、「浮浪雲」で小学館漫画賞を受賞した。
人気漫画『鬼滅の刃』(作者:吾峠呼世晴)が、18日発売の『週刊少年ジャンプ』(集英社)24号で最終回を迎え、人気絶頂で約4年3ヶ月の歴史に幕を下ろした。13日に発売されたコミックス第20巻で累計発行部数6000万部を突破するなど、出版不況と言われるなか残した功績は大きいが、中でも貢献したのは同誌にとって課題であった“子ども読者”の獲得だった。 【写真】完結も新たな物語始動!主人公となる炎柱・煉獄の新イラスト まず数字から『鬼滅の刃』のヒットを振り返る。昨年、アニメ放送(4月から9月)の影響で大きく人気に火が付き、コミックスのシリーズ累計発行部数は、アニメが放送された昨年4月6日時点で350万部(※3日後に発売された15巻で500万部)、終了した9月末時点で1200万部と公表されており、12月4日に発売された18巻は、ヒットの指標と言える初版発行部数がシリーズ初の100万部となって、累計25
青年漫画誌「ビッグコミック」(小学館)で連載中の長寿劇画「ゴルゴ13」が、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、25日発売号から当面休載することが8日、関係者への取材でわかった。同作が休載するのは昭和43年の連載開始以降、52年の歴史で初めて。9日発売の同誌に経緯などが掲載される。 【図】新型コロナウイルスが生む「負の連鎖」 「ゴルゴ13」は作者のさいとう・たかをさん(83)と、10人超のスタッフによる分業体制で制作。作画スタッフが原稿用紙に直接執筆するスタイルを取っている。だが、長時間にわたり密集する環境であることなどから、通常通り続けることは困難と判断。スタッフの健康を守るため、新作の掲載見合わせを決めた。旧作の掲載を検討している。 同作は国籍不明のA級スナイパー・デューク東郷が主人公の劇画。商業誌の連載作品としては最長で、単行本などの総発行部数は2億部を突破している。
売れない恋愛漫画家から警察官へ――。千葉県警成田署の山崎直樹・巡査部長(38)は、かつての経験を生かし、県警の採用活動も担う。「誰からも必要とされていない」と悩み続けた日々を超え、いま、警察官をめざす学生たちと向き合っている。 【写真】成田署の警務課で職務にあたる山崎直樹さん=2020年3月18日午後4時14分、千葉県成田市加良部3丁目の成田署、福冨旅史撮影 小学生の頃から漫画少年だった。授業中にノートや机の隅に人気漫画「ドラゴンボール」のキャラクターを夢中で描いた。漫画家への憧れを持ちながら、高校卒業後は就職を見据えて服飾の専門学校に通った。 20歳の夏。次々と就職を決める同級生を横目に、進路に悩んでいた。「やっぱり俺は漫画かな」。勇気を振り絞り、初めての原稿を小学館に持ち込んだ。 5作目で「週刊ビッグコミックスピリッツ」の新人賞をとった。「さえない男子高校生の甘酸っぱい恋愛話でした」。
» 【スペイン】『ジャパニーズMANGA』ショップで人気漫画ベスト5を聞いてみた結果 → 1位はドラゴンボール…じゃねぇ! スペイン人半端ねぇ! ってなった 特集 【スペイン】『ジャパニーズMANGA』ショップで人気漫画ベスト5を聞いてみた結果 → 1位はドラゴンボール…じゃねぇ! スペイン人半端ねぇ! ってなった 亀沢郁奈 2019年10月21日 スペインの街を歩いていると、突然視界に飛び込んだのは『心』という漢字の書かれた看板だ。よく見ると横に「MANGA」の文字もある。MANGAとはおそらくあの「漫画」だろう。欧米では日本の漫画が人気と聞くけれど、まさか専門店まで存在していたとは。 海外の人が日本の文化を好きでいてくれるのは非常に嬉しいことだ。秋葉原などへ行けば熱心にアニメやゲームを眺める外国人がいて、図らずも「ありがとうな」という気持ちになる。スペインでは一体どんな漫画が流行ってい
文藝春秋と光文社に新たなコミックの部署が誕生 2019年、文藝春秋にコミック編集部が、そして光文社にコミック編集室が立ち上がったことが出版界で話題になった。両社ともかつて一時期、コミック誌を発行していた時期があるが、その後撤退していた。今回はいずれも紙の雑誌は出さずにデジタルで展開しようという方針だ。 不況と言われる出版界でこのところ好調ぶりが改めて注目されているのがコミックだ。講談社・集英社・小学館の大手3社の経営の屋台骨をいまやコミックが支えていると言ってよい。しかも、この1~2年、紙とデジタルの連動だけでなく、アニメのヒットが紙の単行本に大きく跳ね返るという、ヒットの方程式が息を吹き返し、改めて注目されている。市場参入する出版社はこれからも増えそうだ。 2020年1月7日発売の月刊『創』(つくる)2月号は特集が「出版社の徹底研究」。出版界の動向や話題を大きな特集にしているのだが、業
出版9団体でつくる「出版広報センター」(東京)は16日、福岡市内で記者会見し、漫画村に類似した海賊版サイトが現在500以上あることを明らかにした。昨年4月の漫画村閉鎖後は、会員制交流サイト(SNS)や動画投稿サイトを通じた違法公開が増えているという。 【写真】ルフィらが「STOP!海賊版」 出版各社ツイッターで訴え センターが今年11月に行った調査によると、海賊版サイトは500~600サイトあった。上位10サイトの国内からのアクセス数は月間計6551万回で、全体では1億回を超えるとみられる。 漫画の画像や検索結果の表示に関する出版社からの削除要請は年間200万件に上り、年間200サイトを閉鎖に追い込んでいるものの、「アドレスを変えたり、新たなサイトが出てきたりして、対応が追いつかないいたちごっこ状態」(センター)。 福岡県警などは7月以降、漫画村事件で4人を逮捕、起訴。出版関係者は「摘発が
インターネット上で漫画を無料で読める海賊版サイトが500~600存在することが、出版業界団体の調査でわかった。閲覧数の上位10サイトには、日本国内から1カ月に約6千万回の接続があった。海賊版サイト「漫画村」(2018年4月閉鎖)による著作権法違反容疑事件の立件後も、著作権侵害の被害は広がり続けている。 漫画村はこんなサイトだった 出版9団体でつくる出版広報センター(東京都)によると、漫画の海賊版サイトは、サイト上で読む「ウェブサイト型」、データを端末に落として入手できる「ダウンロード型」、ページを自動でめくる動画が流れる「動画投稿サイト型」、自分のSNSのページにデータを公開する「SNS型」の四つに大別できる。今秋の時点で、国内外に計500~600サイトがあった。 オランダやスイス、東欧など海外のサーバーやサービスを使ったものが多く、大半がダウンロード型。中でも海賊版のデータをダウンロード
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