小池百合子・東京都知事の3月25日夜の自粛要請の会見を受け、この週末は渋谷や新宿、表参道、銀座などの主要な商業施設やショップが一斉に臨時休業する。ターミナル駅直結のルミネや渋谷スクランブルスクエア、駅から離れていても高い集客力を持つパルコ、有力セレクトショップが集積した渋谷の神南エリアや原宿のキャットストリートなどの路面店の多くも、感染拡大を防ぐためショップをクローズする。その舞台裏を追った。 先陣を切ったのは、かつてのギャルの聖地「渋谷109」だった。臨時休業のリリースがメディア各社に一斉に届いたのは26日の午後2時。自粛は東京都などの当局にとって非常に便利な言葉で、法的に有効な通達を出したわけではなく、あくまで企業側に自主的な経営判断を求めるもの。商業施設を運営する商業デベロッパーからすれば、自らが休業を宣言すればテナント側に家賃の減額などの休業補償負担の可能性が出てくる。ファッション