瀬戸内に春の訪れを告げるイカナゴのシンコ(稚魚)漁が29日、大阪湾と播磨灘で解禁された。近年不漁が続くシンコ漁だが、兵庫県明石市の林崎漁港では初日の漁獲量がゼロに。漁業者の間では「記憶にない」などと衝撃が広がった。 同漁港ではこの日早朝、11隻が出港。午前7時半ごろに網を入れたが、シンコは全く取れなかった。午前9時すぎには、漁港の岸に重ねて置いていたイカナゴを入れる籠も撤去された。 大阪湾や播磨灘では近年、漁獲量が減少。生活排水の規制強化で瀬戸内海の水質が改善され、魚介の栄養につながる窒素、リンの濃度が低下したことが要因の一つ。資源量を確保するため漁期を短縮するなどしているが、回復には至っていない。 同漁港でも水揚げは減っており、昨年は、3月5日から25日までの漁獲量は約37トンだった。 林崎漁業協同組合の田沼政男組合長(66)は「40年漁師をしているが、ゼロは初めてだ」と肩を落とす。「何
まぶたを閉じれば、在りし日の面影が浮かぶ。6434人が亡くなり、3人が行方不明となった阪神・淡路大震災は17日午前5時46分で発生から丸25年となった。追悼行事が催される神戸・三宮の東遊園地では、竹灯籠などに揺らめくロウソクの火で「きざむ 1・17」がかたどられた。集まった遺族や被災者らは祈りをささげ、亡き人をしのんだ。 兵庫県などのまとめによると、震災の重軽傷者は4万3792人。観測史上初の震度7を記録し、住宅被害は全壊・半壊が計約25万棟、一部損壊が約39万棟に上り、経済被害は約9兆6千億円に達した。 県内ではこの日、激震に見舞われた神戸や阪神間、淡路島などの50カ所以上で追悼行事が営まれる。
楠木正成(まさしげ)公を祭る湊川神社(神戸市中央区多聞通3)の参拝客が、神戸市営地下鉄の湊川公園駅で降りる間違いが続発している。同神社の最寄り駅は同地下鉄の大倉山駅。だが「湊川」の名前につられて一駅西で降りてしまうようだ。同神社は市交通局に「副駅名を付けて」と要望するが、実現のハードルは高い。(川村岳也) 湊川神社は初詣の参拝先として人気が高い。2019年の正月三が日の参拝者は約107万人で、兵庫県内では生田神社の約123万人に次いで多い。 湊川神社の最寄り、大倉山駅から同神社までは約400メートルで徒歩5分。一方、湊川公園駅から同神社までは約900メートルで徒歩11分。土地勘のない人は迷いかねない。 市交通局によると、湊川公園駅の窓口で同神社への道のりを尋ねる利用客は「週末に1人程度」だが、困っている人がいるのは確か。同駅のエスカレーターや改札口付近には「湊川神社は大倉山駅で下車してくだ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く