インターネット通販サイト「アマゾン」で偽造品の出品を放置されたとして、指先で血中酸素濃度を測定する「パルスオキシメーター」を製造・販売する医療機器会社2社が28日、「アマゾンジャパン」(東京都)に計2億円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。2社は新型コロナウイルス禍でパルスオキシメーターの需要が高まる中、アマゾンが対策を取らなかったことで売り上げが激減したと主張している。 原告はパルスオキシメーターを製造する「トライアンドイー」と、同社の製品を独占販売する「エクセルプラン」(いずれも神戸市)。訴状などによると、アマゾンとは2011年5月に出品契約を結び、エクセル社の売り上げの6割はアマゾンでの販売が占める。コロナ禍に見舞われた20年春以降、パルスオキシメーターは感染者の体調確認で使われ、エクセル社の月間売り上げは21年8月に約1億1400万円に達した。
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