国家民営化論―「完全自由社会」をめざすアナルコ・キャピタリズム (カッパ・サイエンス) 作者: 笠井潔出版社/メーカー: 光文社発売日: 1995/11メディア: 平装-新?購入: 3人 クリック: 60回この商品を含むブログ (8件) を見る 昨日書いた、笠井『テロルの現象学』がダメだという文について稲葉大人が、こんなことを言っていた: @hiyori13 『国家民営化論』は読んでないの? あれは一応実存より社会に軸足を置いてまじめにやろうとした本です。(リンク) おお、そうなんですか! そういうわけで読んでみました。で…… だまされた。昼休み返せ。 前半は、観念だけの知識人はだめだ、と言って武士道は観念だからだめだ、実業に基づく商人道こそがすばらしい、というお話。え、商人道ですか。どっかで聞いたような。左翼の人がたどる規定ルートというものがあるんでしょうか? で、笠井は自分が売文業だか