日曜20時が大いに盛り上がった。嵐・松本潤主演のNHK大河ドラマ『どうする家康』が1月8日から放送開始。主人公のキャラクターは「かよわきプリンス」「繊細」「不器用」といった面が強調され、従来の徳川家康像と異なるものだった。しかしそれは、演じる松本としては“原点回帰”ともいえる役どころである。松本潤の軌跡から、家康との意外な共通点が見えてきた。(文中敬称略) 「もう嫌じゃ!」という第一声に始まり「どうしたらええんじゃ!」で終わった第1話。戦を怖がり、重要な局面で逃げ出すなど、異色の家康像だった。しかし、松本潤ファンとしては少し懐かしさも感じた。 『どうする家康』の脚本を担当する古沢良太はこう語っている。 「僕が家康を『ナイーブで頼りないプリンス』と捉えたとき、松本潤さんが一番ぴったり」(『大河ドラマ「どうする家康」×TVガイド 徳川家康 HISTORY BOOK』2022年、東京ニュース通信