政府は9月17日、新型コロナウイルス感染者と濃厚接触した可能性を知らせるスマートフォン向け接触確認アプリ(COCOA)で、プッシュ通知が届いたのにアプリを開くと「接触は確認されていない」と表示されるなどのトラブルが起きていると明らかにした。厚生労働省が原因を調査しているが特定できておらず、アプリの信頼性に疑問符が付いた。同日に開いた有識者会合でトラブルの報告と対応方針を確認した。 ⇒COCOA、ブルートゥース不適正か トラブルは厚労省の窓口に8月初旬から数千件の問い合わせがあり発覚した。iPhone(アイフォーン)だけで確認されている事例では、「COVID―19にさらされた可能性があります」と接触通知の表示があり、アプリを開くと「陽性者との接触は確認されませんでした」の表示が出る。厚労省の担当者は「接触があった可能性があり、同アプリに関する相談窓口を案内している」と説明した。 原因の特定や