篠原 匡 ニューヨーク支局長 日経ビジネス記者、日経ビジネスクロスメディア編集長を経て2015年1月からニューヨーク支局長。建設・不動産、地域モノ、人物ルポなどが得意分野。趣味は家庭菜園と競艇、出張。 この著者の記事を見る
■中国ラノベの雄?!湖南美術出版社 アマゾン中国でライトノベルの翻訳版を探していたら関連商品にビブリア古書堂の中国語版(タイトル:古書堂事件手帖)が出てきたのですが、その発行元が湖南美術出版社だったことにちょっと驚きました。 湖南美術出版社とはその名の通り美術関係の書籍を扱う出版社なのですが、角川出版社の中国支社『天聞角川』が輸入するライトノベルや漫画などを出版しています。もともと中国で『涼宮ハルヒシリーズ』を出版していた上海訳文出版社から権利を買い取ったそうで、4年ぶりの新作となった『涼宮ハルヒの驚愕』も同社から出版されました。角川の中国語漫画/ラノベ雑誌『天漫』も同社が発行しています。 角川文庫以外にも、角川グループが関係するレーベルのライトノベル、例えば電撃文庫(『とある魔術の禁書目録』や『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』など)やファミ通文庫(『バカとテストと召喚獣』など)などのラ
伝説のポップデュオ「ザ・カートベッツ」をカバー! ―― 嘘といえば、山本ニューさんの代表曲である「ザ・カートベッツ」のカバーソングですが……そんなグループありませんよね? 山本 名前の由来はカート・ベッチャーなんですけど。でも嘘だと思って作ってたら、ある日、僕のレコード棚にカートベッツがあったんですよ。 ―― ……というのも嘘ですよね。架空のグループが残した音源をカバーしているという体でやっているところが、斬新だと思うんですけど。 山本 たとえばデュークス・オブ・ストラトスフィア※4みたいな、嘘っぽいことをやりたかったんです。あんまりXTCに興味はないんですけど、デュークス・オブ・ストラトスフィアは大好きで。 ※4デュークス・オブ・ストラスフィア : XTCの変名ユニット。「倉庫の奥で発見された60年代の幻のバンドのテープ」というコンセプトで、メンバーの音楽的バックグラウンドを開陳した。
小西康陽が放つ「私の中の筒美京平が暴発した」アイドルソングと、ピチカート以上にピチカート的なカップリングの競演 小西康陽をプロデューサーに迎えた、Negiccoの最新シングル『アイドルばかり聴かないで』(略称『アイばか』)が名盤だと評判になっている。Negiccoは今年で結成10年目となる新潟在住の3人組アイドルグループ。これまでは元々彼女たちのファンだったconnieが大半の作曲を手掛けていたが、前作シングル『愛のタワー・オブ・ラヴ』ではノーナ・リーヴスの西寺郷太が曲を書き下ろし、ファン層を大きく広げた感がある。表題曲を小西が、カップリング“新しい恋のうた”をconnieがそれぞれ作曲 / プロデュースしたこの『アイばか』、普遍的なポップスとしてフラットに享受することもできるが、一方で、様々なフックや突っ込みどころを意図的に装填しているのも確か。ここでは、あえて2人の術中にはまってみるこ
マキタスポーツがこれまでにヒットしてきた楽曲の要素を研究。 「売れる要素を一曲にすれば過去にない大ヒット曲になるんじゃないか」 と一曲にしてみた「十年目のプロポーズ」。 サビ(カノン進行) 転調(ドラマティックマイナー) Aメロ(ラッパー) Aダッシュメロ(別キャララッパー) Bメロ(1音下げるクリシェ) サビ(カノン進行) ブレイク(「ラララ」等を大合唱) Cメロ(ドラマティックマイナー) サビ(カノン進行) Aメロ(余韻を残しつつ終了)最近、スチャダラと一緒にやったセルフカバー。 「十年目のプロポーズ」は確かにJ-POPのよさげな部分を継ぎはぎして組み合わせた楽曲で、それっぽい雰囲気と実体験にのっとった歌詞でそこそこスマッシュヒットはしたものの結局大ヒットまでは至らなかった。 売れるモノ、売れたものには共通解があるのかも知れない。 これさえやれば大丈夫。 でもその方程式にハマった曲だか
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