YouTubeなどで閲覧できるポップカルチャーの動画からアジア各国の若者の自意識・国民意識を探る――そんな興味深い視点から学生相手に行っている講義をもとに『自分探しするアジアの国々 揺らぐ国民意識をネット動画から見る』(明石書店)を刊行した国際政治学者の小川忠・跡見学園女子大学教授。 取り上げられている動画は、悪徳警官にラッパーが殺される姿を描くことでドゥテルテ政権の強権姿勢を暗に批判したフィリピンの映画『Respeto』や、人びとから崇敬を集める僧侶の破戒を描いて社会的な議論を巻き起こしたタイの映画『アーバット』、ドイツ留学中のインドネシア人YouTuberが本国および世界各国に散らばった同胞に向けて「国民歌謡」を静かに歌うAngklung Hamburg Orchestra ft. Gita & Paulus「Tanah Air」等々……そこから見えてくるのはわれわれが抱くステレオタイ
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