今日、お話をさせていただいて、 ダイアモンドさんは本当にクリアな知性を お持ちの方という印象をぼくは受けました。 それで、教えていただきたいのですが、 ダイアモンドさんご自身は、 何が今の自分の形成に とくに大きな影響を与えてきたと思いますか? 父は医学の研究者でした。 母はピアノのプロでありながら、 言語学者でもありました。 ですので私はかなり幼い頃から 両親、特に母から言葉を教わりました。 そして、ボストンに生まれたこと。 平和な時代であったし、 いい学校に通えたことも、よかったと思います。 また、非常に面白い時期に ヨーロッパに行けたというのも。 いい妻に巡り会えて、子供二人にも恵まれました。 妻は今も元気ですし。 総じて言うと、 いい時代に、いい場所に生まれた、 という意味で運がよかったのと、 一所懸命やってきたかな、というところでしょうか。 ご自身のことも、著書での分析のように
ぼくはダイアモンドさんの本を読みながら、 ある、大好きな先生のひとつの言葉について よく思い出すんです。 それは吉本隆明さんという方が ある犯罪に際して話された言葉なんですね。 日本で15年くらい前、 ひとりの子どもが殺されて、首を切りとられ、 その首だけが学校の門の前に置いてあったという 事件がありました(神戸連続児童殺傷事件)。 そしてその事件は当時、 非常に猟奇的でスキャンダラスなニュースとして、 毎日、報道されていたんです。 でもその先生は、 メディアがその事件について 「人間のやることじゃない」 「犯人は常軌を逸している。信じられない」 といった論調で騒いでたときに、 「いや、犯人が特別というのは、違うんだ。 人間にはもともと歴史的に そういうことをしていた時代もあるんだから」 ということを言ったんです。 人間がやってきた歴史の中には たとえば日本でも、武士が手柄のために 相手の
そうなんですよ(笑)、ほんとにそういう感じ。 「すごいだろ」の言い方がぜんぜん違います。 自分の知識とか能力じゃなくて、 ほんとにその場でやったことについて ただ「すごいでしょ?」と言います。 そういう人たちを見ている反面、 憂えている人がとても多いと思ってしまいます。 今日大野さんとお話してる中で ずっと通底しているテーマなんですが、 大野さんは、人の倫理に触らないところに 話がいくんですよ。 倫理に触れないようにするほうがいいんだ、 というのは、おそらくそうとう大人の考えです。 大野さんが大学生のときだったら 触れちゃってたと思うんですよ。 「そういう人に増えてほしい」 と、啓蒙的になったり、 「もっとちゃんとこっちの人のことを考えてくれ」 と言ったりね。 「それは考えたほうがいいんじゃないですか?」 と言われたら、 「人として考えたほうがいいでしょう」 と答えるしかない。 順番にした
この2画面の形っていうのは、 最初から目指したことだったんですか。 それとも、いろいろあって、この形に?
アラン諸島には、糸井重里も同行していました。 とはいえテレビ番組の撮影班として動く糸井と、 3人の女性たちは基本的に別行動。 それぞれに、編みものに関わる場所や人を訪ねていました。 それでもアラン諸島はちいさな島々。 お互いが、ひょっこり出くわすこともたびたびです。 何度目かの「ひょっこり」のとき、 やや興奮気味の糸井がこんなことを教えてくれました。 「たったいまぼくが会ってきた女性に、 みんなもぜひ会うといいです。 ずいぶん昔にだんなさんと別れて、 ひとり暮らしをしながら編みつづけてきた人で‥‥。 いや、すばらしいんですよ。 会ってみてください、会えばわかるから。 ピンクのシャツの、すごくキュートな女性です」 3人はさっそく、その女性を訪ねることに。 ひとり暮らしのご自宅へと向かいました。 出迎えてくださったのが、こちら、 シボン・マックギネスさんです。
今、イタリアも、 そんなにハッピーな状況ではないと思うんですよ。 イタリアにいるアンリさんの環境と、 日本の環境はそれぞれ違いますが、 どちらも、決して希望に満ちあふれた人たちが 元気よく生きているわけじゃないよなぁ、と。 そういう状況で、アンリさんが今感じていることを 聞いてみたいんですけど。
にもかかわらず、 あれから10年くらい経ちますけど、 池谷さんはずーっと研究者の立場のままでいる。 これは、絶対、なにか池谷さんに 変化があったんだろうなって思って、 ぼくは妙にうれしかったんです。 現役の研究者として長くはいられないと思う、 って言ってた人が続けてるわけだから、 なにかが変わったんだろうと。
こんにちは、「ほぼ日」の山下です。 ことしの6月に糸井重里が アイルランド・アラン諸島へ出かけていたことは、 このあたりの「気まぐれカメら」や 「今日のダーリン」に何度か記されていました。 その全行程10日間の旅が、 NHK BS『旅のチカラ』という番組の1回として、 7月26日(木)午後9時から放送されます。 題して‥‥ 「シアワセの編み方を探して ~糸井重里・アイルランド・アラン諸島~」 どういう内容の番組なのでしょう? まずは、同番組の公式サイトに掲載されている 番組解説をそのまま流用させていただきます。 コピーライターとして活躍してきた糸井重里。 東北復興に関わり、 「編み物」を地場産業にするというプロジェクトを 立ち上げている。 そんな糸井が、編み物の島として知られる アイルランドのアラン諸島を訪ねる。 アラン諸島は、フィッシャーマンズセーターで有名。 厳しい自然環境にさらされる
これまでのお話を聞いていて、 もうひとつ思ったのは、お父さんの「鉄道模型」が 最たるものだと思うんですけれど‥‥ 趣味っていうのは、「消費」のかたちをとった 「生産」だと思うんですよ。
対談、鼎談、雑談、座談会‥‥。 ほぼ日刊イトイ新聞には 創刊以来、たくさんの人たちが登場し、 たくさんの「ことば」を残してくださいました。 そういったさまざまなことばのやり取り、 「ダイアローグ(対話)」を ぜんぶリストにまとめて 読みやすく紹介しようというプロジェクトです。 毎年、少しずつバージョンアップしてるんですが 今回は、「あとで読む!」機能をつけてみました。 お時間ができたとき、ちょっとした待ち時間などに ぜひ、お役立てください。 また、今回のバージョンアップでは みなさまのコメントを リストに添えられるようにしました。 どうぞ、読んだコンテンツ、好きな対話に コメントを残してくださいね。 ~「あとで読む!」機能について~ おもしろそうだけど、いまは読む時間がない! そんなときはリストについている 「あとで読む!」ボタンをクリックしましょう。 自分だけの「あとで読む!」リストに
年間120回飛行機に乗って、 東京、台北、香港、上海、北京を行き来している『金儲けの神さま』。 お金の話、経済の話、人間の話を、こんなにわかりやすく、 しかも深く語れる人は、ちょっと他にいません。 上役や先 輩やお父さんにも、ぜひすすめたい連載ですよ! 分家独立のお知らせ。 「もしもしQさんQさんよ」は、 分家独立して、 「 ハイハイQさんQさんデス」となりました。 ページへのリンクはこちらから。 第900回 今日でお別れ、明日またね とうとうこの連載も900回目に来てしまいました。 西も東もわからないままに、 「もしもしQさん」をはじめたのは、 ついこの間のことです。 あれから3年近く雨にも負けず、風にも負けず 執筆を続けてきました。 おかげさまで、たくさんのインターネット仲間ができ、 毎日のようにたくさんのeメールをいただいております。 これもイトイ新聞のおかげだと糸井重里さんをはじめ
お金は欲しい。お金は怖い。お金はない。 お金は大事だ・・・・。 それしか、お金について考えてこなかったということは、 いつまでたっても、お金がわからないまま、 お金に振り回されて生きるって事になりかねない。 ぼくは、ここで、お金のことを、 ちゃんと考えようと思って、邱永漢さんと話をした。 単行本の「立ち読み用」として作られたページです。 【編集者の三島さんからの、臨時ニュース!】 [※ほぼ日の木村より前口上] えー。どうもこんにちは。ほぼ日編集部の木村です。 最近、とても元気に、足しげく、毎日毎日毎日毎日、 『お金をちゃんと』の本の良さを触れまわってくれている 三島さん(25歳・体力充分・京都出身おいでやす)が、 「編集者レポート」のようなものを書いてくれました。 darlingは「『三島ニューーース!』」と名づけて更新だ」 と言っていますが・・・「三島ニュース」って! 「ゆかり」じゃない
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