記録メディア、時代は半導体メモリー FD・MOの記憶、かなたに (1/2ページ) 2009.10.16 17:05 パソコンのデータを保存する記録メディアの“栄枯盛衰”が鮮明だ。世代交代が急ピッチで進んでいる。日立マクセルが9月末に「MO(光磁気ディスク)」の販売から撤退したほか、三菱化学メディアは3月末で「フロッピーディスク(FD)」の販売を終了した。半導体メモリーなど大容量で小さく持ち運びに便利なメディアの台頭で、MOやFDの需要が激減しているためだ。超大容量の次世代メディアも続々登場しており、今後も、記録メディアの世代交代は急ピッチで進みそうだ。 ◆続々と販売終了 日立マクセルは、「ピーク時と比べて販売量が大きく減っており、役目を終えたと判断した」(法務・広報部)と、MO徹底の理由を説明する。 MOは、レーザー光と磁気を使った記録メディアで、主にパソコンやデジタルカメラのデータ記録