岩手・宮城内陸地震で山菜採りに出かけたまま行方不明となっている山形県金山町の農業高橋伸好さん(不明当時56歳)と妻美也子さん(同50歳)が、山形家裁から失踪(しっそう)宣告を受けて死亡したと見なされ、同町で20日、告別式が行われた。 告別式には約150人が出席。喪主の長男・良平さん(20)は、「2人同時に失い胸が裂けるが、思いを受け継いで頑張りたい」とあいさつした。 夫妻が行方不明になったとみられる宮城県栗原市湯浜地区では今年8月、東北大などの協力で金属探知機を使って土砂の中の車を探す調査も行われた。 昨年6月14日に発生した同地震では17人が死亡、6人が行方不明となっている。