児童買春・ポルノ禁止法違反(児童ポルノ製造)の疑いで塩尻市の元公立中学校教諭百瀬洋志容疑者(54)=松本市島立=が逮捕された事件で、塩尻市教委は13日午後会見し、同容疑者が依願退職した3月時点で、逮捕容疑になった女子中学生の着替えの盗撮自体は知らなかったものの、2月には着替え後の体操着姿を撮影したことは把握していたと明らかにした。にもかかわらず市教委は処分を検討せず、県教委も依願退職の理由を詳しく把握しなかったことに、保護者らからは疑問の声が出ている。 市教委によると、百瀬容疑者は2月4日、体操着のデザインの検討を口実に校内の一室で女子生徒を体操着に着替えさせ、デジタルカメラで撮影。同10日に保護者から撮影されたと連絡があり、校長が同容疑者に事情を聴いたところ、撮影を認め「女子生徒に体操着を着せて写真を撮るのが好きだった」と話したという。同容疑者は4日に撮影した際、あらかじめ見えないよう