昨年12月、皆既月食の観測に出かけて飲酒運転の軽トラックにはねられ死亡した兵庫県加西市の生田敦弘君(当時小学6年、12歳)、汰成(たいせい)君(同2年、8歳)の兄弟の名前が、星の名前として生まれ変わった。 現在、やぎ座の方角にある小惑星の名称を、国際天文学連合小惑星センター(米国)が「Atsuhirotaisei(あつひろ・たいせい)」と認定した。 小惑星は、北海道のアマチュア天文家2人が1993年に見つけた。直径7・9キロと推計され、火星と木星間の軌道を4・27年の周期で回っている。今は地球から4億キロ以上離れ、20等級の明るさ。地球に最接近する1年後、おひつじ座付近で17等級まで明るくなる。 小惑星の名称は発見者が同センターに申請し、認定される。同県立大西はりま天文台の鳴沢真也さん(47)が、著名なアマチュア天文家で大手前大非常勤講師の山田義弘さん(65)(神戸市)の仲介で、発見者の2