高知県は5日、同県四万十市右山五月町の飲食店「トラットリア bava」で3日、客の男女4人がクワズイモが入ったみそ汁を食べて、口内のしびれや唇の腫れなどの異常を訴えたと発表した。 うち60歳代の女性1人が一時入院したが、4人とも症状は改善しているという。県は同店の5日の営業について停止処分とした。 発表では、経営者の男性が自宅庭に生えていた観賞用植物のクワズイモを、ハスイモと勘違いし、モーニングの一品としてみそ汁に入れたらしい。クワズイモは成分に多く含むシュウ酸カルシウムの結晶がしびれや腫れを引き起こすため、食用にはならない。