豚コレラが発生した岐阜市畜産センター公園が、国が定めた飼養衛生管理基準を守っていなかった疑いがあることが20日、農林水産省の調査チームの調べで分かった。重機や長靴が適切に管理されておらず、感染拡大につながった可能性がある。 センターは公園エリアと畜産エリアに分かれている。9月に豚コレラの陽性反応が出た2頭の野生イノシシが公園エリアで死んでいるのが見つかり、その後センターで飼っていた豚での豚コレラ感染が判明した。 農水省が調査したところ、適切な消毒をせずに両方のエリアで共通の重機を使っていたことが判明。イノシシが掘った穴を重機で整地することもあったという。
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