新型コロナワクチンの登場は、新型コロナのパンデミック中に起こった大きな出来事でした。 接種開始から2年が経過した今、ワクチンが果たした役割を振り返り、今後望まれる新たなワクチンとはどのようなものか考えてみましょう。 ワクチンの歴史と新型コロナワクチン搾乳婦の牛痘を調べるジェンナー(Wikipediaより) ワクチンは人類最大の発明とも言われており、エドワード・ジェンナーが天然痘ワクチン(種痘)を開発して以降、ポリオ、麻しん、破傷風、日本脳炎など様々な感染症を減らすことに成功しています。 従来のワクチンは、開発に10年単位でかかることから、突然出現する新興再興感染症に対しては活躍の場がなかなかありませんでしたが、近年は新しい技術を用いたワクチンがエボラ出血熱に対して使用されていました。 今回の新型コロナの流行では、流行が始まってわずか300日でワクチン接種が始まり、世界中を驚かせました。 こ
厚生労働省に新型コロナウイルス対策を助言する専門家組織の脇田隆字座長ら有志は19日の会合で、今後、流行「第9波」が起こり「第8波より大きな規模になる可能性も残されている」との見解を示した。国内の感染した人の割合が低いことや、対策の緩和などを理由に挙げた。 【画像】上りエスカレーターで最前列の人がせきをした場合の飛沫拡散のイメージ ワクチンの追加接種や介護・医療現場の感染対策など「死亡リスクの高い高齢者や基礎疾患がある人たちへの対策を継続する必要がある」と訴えている。 見解では、日本は高齢化率が高く、死者数が「他国と比べても多い状況で推移する可能性がある」と指摘。高齢化の進んだ地方に流行の中心が移り、死者数を押し上げることもあり得ると警告した。 厚労省の集計によると18日までの1週間に報告された国内の新型コロナ新規感染者数は前週比1.06倍。33都道府県で増加し、沖縄が1.64倍、石川が1.
2023年5月8日から新型コロナは5類感染症に移行しますが、新型コロナウイルスはそれとは関係なく進化を続けていきます。 日本国内でもオミクロン株の亜系統であるXBB系統の占める割合が増えてきました。 次の流行の主流となる可能性が高いXBB系統について現時点で分かっていることを整理しました。 日本でもついにXBB系統が主流に東京都における変異株の割合の推移(東京都モニタリング項目の分析 令和5年4月13日公表) 日本国内の変異株の割合は、2022年10月以降BA.5の割合が緩徐に減り、BN.1やBF.7といった様々な変異株が少しずつ割合を増やしてきていました。 しかし、2023年2月頃からXBB系統の割合が急激に上昇し、4月13日に公表された東京都の変異株の割合によると、3月下旬には都内ではXBB系統が50%を超えていることが分かりました。 アメリカではXBB系統はすでに9割以上を締めており
米カリフォルニア州ロサンゼルスの道路に数週間にわたって〝穴〟があった。車や自動車の走行に支障をきたしていたところ、アーノルド・シュワルツェネッガー(75)が11日、スタッフと共にアスファルトなどで穴を埋めた。シュワちゃんは同日、ツイッターに穴を埋める動画を投稿し、「巨大な穴に近所全体が困っていた。私はチームと一緒に穴を直した。私は文句ばかり言わず、何とかしようと自分で行動する」とツイートした。 【動画】サングラス姿で穴を埋めるシュワちゃん ところが、米メディア・NBCロサンゼルス(LA)は12日、「アーノルド・シュワルツェネッガーが埋めた巨大な穴は、陥没でできた穴ではなく、ガス管を埋設するために掘った溝だった」と報じた。 シュワちゃんの動画について、ロサンゼルス公共事業局は「大雨や陥没でできた穴ではなく、ガス会社が市当局の許可の下で掘ったガス管を埋設するための溝です。5月末までに作業が完了
3月25日に公開された人気YouTubeチャンネル『街録ch~あなたの人生、教えて下さい』の前編内で、ジャニーズ事務所の大人の事情を明かしたアンジャッシュ渡部建。 【写真】渡部ジュニアと戯れる、圧倒的美人ママ・佐々木希 「『FNS歌謡祭』の司会に起用された経緯を、“前任(草なぎ剛)と後任の方(相葉雅紀)を見ていただければわかると思うんですが”と、ジャニーズ事務所内で“元SMAP外し”の動きがあったことや、バッシング対策でジュリー社長のお気に入りである嵐のメンバーに変更するまでの“繋ぎ”として起用されたことを匂わす発言をしたんです」(ネットニュース編集者) SMAPファンを中心にエールが続々 ジャニーズの闇に触れたことで、テレビ関係者からは「怖くて使えない」という声が上がっていることを報じたところ、意外にも多くのエールが届く結果に。 「SMAPのファンを中心に、ジャニーズ事務所に不満を感じて
ジャニーズJr.として活動していた歌手のカウアン・オカモトさん(26)が12日、東京都内の日本外国特派員協会で記者会見し、ジャニーズ事務所に所属当時、ジャニー喜多川前社長(2019年死去)から「12~16年に15~20回ほど性的被害を受けた」と主張した。 ジャニーズ事務所のコメント全文 ジャニーズ事務所は共同通信の取材に対し「経営陣、従業員による聖域なきコンプライアンス順守の徹底、偏りのない中立的な専門家の協力を得てのガバナンス体制の強化等への取り組みを、引き続き全社一丸となって進めてまいる所存です」とコメントを出した。 オカモトさんは、同様の被害事例に関し「はっきり分かるのは僕以外に3人。正直(前社長宅を訪れた)ほぼ全員だと思っている」と発言。前社長に対し「感謝の気持ちを持っている一方、当時15歳の僕や、他のJr.に対し性的行為を行ったことは悪いこと」と話した。 文化やメディアに詳しいジ
がんや胎児の発育障害などとの関連が強く疑われ、欧米で全面禁止を含む大幅な規制強化が進む「有機フッ素化合物(PFAS)」。この極めて有害な化学物質が、東京都多摩地域の多くの住民の血液中に高濃度で蓄積されていることが新たな調査でわかった。「フォーエバー・ケミカル(永遠の化学物質)」の異名を持つPFASは、いったん体内に入ると排出されにくいため、健康被害が懸念される。 273人分の結果を公表調査したのは地元の住民でつくる「多摩地域の有機フッ素化合物(PFAS)汚染を明らかにする会」。同グループは昨秋以降、住民の中から採血ボランティアを募って大規模な血液検査を実施してきた。5日にオンラインで会見を開き、第2回中間報告として273人分の検査結果を公表した。 1月末の第1回中間報告は国分寺市の住民が中心だったが、今回は立川市や福生市、羽村市など計19の市町村の住民の検査結果を1回目に上乗せする形でまと
学者らの尽力で廃棄を免れた民事裁判の判決原本には、兵庫県に関係する記録も多い=東京都千代田区、国立公文書館(撮影・中西幸大) 昨年10月、神戸連続児童殺傷事件の全記録廃棄が明らかになると、30年前の最高裁通達がにわかに注目された。特別保存(永久保存)を義務づける記録を、「世相を反映した事件」や「全国的に社会の耳目を集めた事件」などと明白に列挙していたためだ。だが、その通達が出されたのと同じ1992年、最高裁は内規の一部も改正。明治期以来の民事裁判の判決原本が一斉に廃棄されそうになったが、学者らの尽力によって間一髪で救われた事実はあまり知られていない。 【写真】明治期などの民事判決原本 この時、判決原本の救出運動で実務の中心を担ったのが、東京大教授(当時)の青山善充さん(83)だった。青山さんによると、92年1月、最高裁はひっそりと「附則第3項を削る」として内規を改めた。この変更は、確定後5
6年前、学校法人森友学園への国有地売却をめぐる不透明な取引実態が取り沙汰されたことにより火が付いた森友学園事件。当時、財務省や近畿財務局には土地取引に関する文書の開示を求める請求が多数寄せられた。しかし財務省および近畿財務局は、国と森友学園とのやりとりなどを記録した「応接録」が存在していたにもかかわらず、「文書不存在」として不開示決定を連発。「あるのにない」と言っていた事例が財務省9件、近畿財務局37件の計46件あったことはすでに明らかになっている。 筆者は近畿財務局に対しこれらの不開示決定のプロセスを記した行政文書の開示請求を行い、このほど届いた書類を確認したところ、赤木俊夫氏がウツを患い、休職に追い込まれた2017年7月20日までの間で、虚偽の不開示決定をするに至る決裁・供覧文書22件のすべてに彼の名前があることがわかった。起案者は黒塗りされていたが、起案部署は「管財部 統括国有財産管
記者会見した航空自衛官の女性の弁護団(真ん中が佐藤博文弁護士、右が田渕大輔弁護士)=2月27日、東京都内 2月27日、東京都内である記者会見が開かれた。内容は、自衛隊内でのセクハラについて。被害を訴える航空自衛官の女性が、損害賠償を国に求める訴訟をこの日に起こした。ただ、記者会見の場にいたのは弁護団だけで、女性本人は出席していない。理由は「会見に出ると、懲戒処分される懸念があるから」。弁護団によると、女性が事前に提訴する意向を自衛隊側に伝えたところ「会見は許可をとるように」と言われ、会見に出て何か発言すれば処分されるのではと心配したためだ。実際、女性は過去に男性隊員個人に賠償を求めた訴訟に関連して訓戒処分を受けたことがあり、断念せざるを得なかった。 自衛隊でのセクハラを巡っては、元陸上自衛隊の五ノ井里奈さんが性被害を訴え、防衛省は昨年、全自衛隊を対象に異例の「特別防衛監察」を実施。組織とし
先日開催された厚生科学審議会において、日本における抗体陽性率の最新の調査結果が報告されました。 この結果からは、日本に住む約4割の人がすでに新型コロナに感染しているということが分かりました。 今回の調査結果からは他にどのようなことが分かるでしょうか? 「抗体調査」とは?S抗体とN抗体の違いは?S抗体とN抗体(DOI:https://doi.org/10.1016/j.tibtech.2022.07.012より筆者作図) 抗体とは、免疫システムによって作られるタンパク質のことであり、新型コロナウイルスに感染したりワクチン接種をすると、種々の抗体が作られます。 測定されることの多い新型コロナの抗体としてはS抗体とN抗体の2種類があり、S抗体はワクチンの標的である「スパイク蛋白(S蛋白)」の抗体でありワクチン接種をした人と感染した人のいずれも陽性になるのに対し、N抗体はウイルス遺伝子を包み込んで
東京都府中市にあるデパート「ミッテン府中」では、現在「Let's play with a Retro Game machine ~レトロゲームで遊ぶ春休み2023~」と題した展示イベントが開催されている。 会場には、昭和生まれの世代には懐かしいアーケード(ゲームセンター)用のテーブル型筐体(きょうたい)が展示され、誰でも無料で遊ぶことができる。これらの筐体は、実は来月に発売予定のれっきとした新製品で、その名も「TAKUYA(タクヤ)」と言う。しかも本機はゲームセンターではなく、個人ユーザー向けに販売するというのだから、驚き以外の何物でもない。 「TAKUYA」を開発したのは、昭和の時代から約半世紀にわたり、ナムコ(現:バンダイナムコアミューズメント)をはじめとする、大手メーカーのアーケードゲーム筐体製造を手掛ける老舗、徳力精工だ。 同社の本社は府中市にあり、「ミッテン府中」のイベント担当者
「跳びたい! 私にはやっぱりアクセル。だから跳びたいの! お願い、パワーをちょうだい!」 身長145センチの身体を、思い切り良くブンッと踏み切り、音を立てて空中へと投げ出す。右足を軸に、左足を「くの字」に巻きつけ、1回転半。バーンッと着氷すると、気持ちよさそうに振り返り、決めポーズをとった。 伊藤みどり、53歳。フィギュアスケート史に名を残すレジェンドは、今、再び氷上に立った。当然ながらトリプルアクセルを跳ぶわけではない。ダブルアクセルでもない。ただひたすら、大きなシングルアクセルを、転んでは立ち上がり、降りては無邪気な笑顔を見せる。50代を迎えた彼女を、今、動かすモチベーションとは――。 32歳まで跳び続け「トリプルアクセルは私の一番のやりがい」 誰もが、あの映像を一度は見たことがあるだろう。1992年アルベールビル五輪、えんじ色の衣装にポニーテールの伊藤が、空を切り裂くようなトリプルア
3月1日に参議院予算委員会で立憲民主党の辻元清美議員が、日本が購入予定のアメリカ製巡航ミサイル「トマホーク」の使用方法について問題を提起し、「もし先制で大量に撃つ飽和攻撃で使うなら必要最小限に止まらず専守防衛に逸脱するのではないか」と質問しています。これに対し浜田靖一防衛大臣は「日本にはそぐわないかもしれない」「飽和攻撃ができるような装備を我々は持っていない」と答弁しました。(なお直後に「そぐわないではなくて、済みません」と言い直している。) 大変残念なことに辻元議員の質問と浜田防衛大臣の答弁は両方とも間違っています。また新聞やテレビなどの主要メディアはそのことに全く気付いていません。 一斉発射装備「Mk41 VLS(垂直発射システム)」 野党の質問が間違いで、与党の担当大臣の答弁が間違いで、メディアは間違いに気付いておらず、そのまま鵜呑みにして報道された結果がこれです。 トマホークは速度
エレベーター前での割り込み被害を訴えていた、「車椅子ギャル」の愛称で知られるYouTuber・さしみちゃんが2023年3月2日にツイッターを更新。一部からの批判を受け、当時の状況を改めて説明した。 【写真】割り込みに遭ったという実際の場面 ■「今日も今日とて抜かされた」 さしみちゃんは2月28日、「今日も今日とて抜かされた エレベーターほんっと嫌い」として、駅のエレベーターホールと見られる場所で撮影した動画をツイッターで公開した。 動画では、数人の男女を乗せたエレベーターに向かって、さしみちゃんが車椅子を近づける間に、後方からやって来た男性が乗り込み、本人が乗れないまま扉が閉まる様子が記録されていた。投稿によれば、並んでいたにもかかわらず、割り込みに遭ったとしていた。 3月1日のツイートでは、動画内で自身を追い抜いた男性から、改札付近で「次のエレベーター乗れたんか?! 早いな追いつかれたよ
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