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ブックマーク / cruel.org (6)

  • 山形浩生「フォロワー数で変わるツイッターのメディア性」 - アルコムワールド コラム 2011/05

    『山形浩生の:世界を見るレッスン』 連載 64 回 フォロワー数で変わるツイッターのメディア性 月刊『アルコムワールド』 2011/07号 要約:ツイッターの持つメディアの特性は、フォロワー数によってだんだん変わる。それに自覚的でない人の多くは、自分のおかれた環境にまったく鈍感なために愚かしい醜態をさらすことが多い。が、求める水準のメディアにとどめるための作業もむずかしい。 ある人の書くものでも、あるいはツイッターのツイートでもいいけれど、長いこと見ていると、ときどきその人がだんだん——または突然——おかしくなって、ぎょっとすることがある。今回の震災と原発事故では特に、ツイッターでそんな光景が見られた。それまで普通あるいは高めの見識を持つと思っていた人が、いきなりわけのわからないことを言い、デマに踊らされ、それをたしなめられると逆ギレして相手を罵り、過去の発言との矛盾を指摘されると変な言い

    ch1248
    ch1248 2011/08/02
    秀逸。Twitterは「読む」という行為では優れた部分が多くあるが、「書く」部分では魔が潜むのだな。
  • ネットワークのオプション価値(Option Value of the Internet )

    1. オプション価値とは ファイナンスで知るべきことってのは、実はそんなに多くはない。式としては 3 つあれば、理論としての用はだいたい足りる(それを実際に使うとなると、また話は別だけれど)。一つは CAPM、一つは M&M、そしてもう一つは、ブラック・ショールズの式、というやつだ。 CAPM というのは、リスクが高いと、それなりの見返り(リターン)が見込めなければ人はお金を出さないよ、というのをきちんとモデル化したものだと思えばいい。M&M というのは、企業の価値を決めるのはその企業がどういう事業をするかで、そのためのお金をどうやって集めようと関係ないよ、というのを式にしたものだ。 ここまではまあ、わかりやすいといえばわかりやすい。が、最後のブラック・ショールズの式というのは、ちょっとたちがちがう。これはオプションというものの値段を理論化したものだ。そしてオプションというのは、いわば、な

  • 倫理的な食べ物はかえって有害かもしれない。

    倫理的なべ物はかえって有害かもしれない。 (The Economist Vol 381, No. 8507 (2006/12/09), "Good Food?" p. 10) 山形浩生訳 (hiyori13@alum.mit.edu) 賢いお買い物で世界がよくなると思ったら大間違い。かえって悪くするかもしれませんぞ。 「政府が動くのを待つ必要はありません……フェアトレードがすばらしいのは、買い物できるということです!」とフェアトレード運動の代表者が今年、イギリスの新聞で語っていた。同じように、ニューヨーク大学の栄養学者マリオン・ネッスルは「有機品を選ぶということは、農薬の少ない、土壌の豊かな、水のきれいな地球に投票すると言うことなのです」と論じている。 買い物こそが新しい政治だという発想は、確かに魅力的だ。投票箱なんかどうでもいい。買い物かごで投票しようというわけだ。選挙はあまり頻繁に

    ch1248
    ch1248 2006/12/11
    「有機農法は環境に悪い」「地元の野菜は輸送コストがかかる」という話。良質。
  • The Official Yamagata Hiroo Page

    リンク、コピーは黙ってどうぞ。くわしくはこちらを見よ。 あとこのサイトはなるべく正しい html5で書くよう心がけてます。が、加筆するうちにバグが入り込む場合が多々あります。たまに、各ページの黄色い「Valid HTML5!」アイコンをクリックして、エラーが出るようなら教えてくださいな。 What's New and That Sorta' Crap 「アルク/マガジンアルク」連載」(2006-2017) を全部 html化。(2021/12/03) クルーグマン「ミレニアムを解き放つ」(2000) 翻訳。(2021/3/19) 古い雑誌連載の『CarX』/『MagX』連載 (2008-2012) が発掘されたので追加。あとなんとなくHTML5 に移行してみるが、テキストだからほぼ関係ないんだよね…… (2020/11/10) エリック・レイモンド「ハッカーになろう」翻訳をアップデート

  • CUT 1994.04 Book Review ニヒリズムと孤独と「もう一つの道」。

    ニヒリズムと孤独と「もう一つの道」。 (『CUT』1994 年 4 月) 山形浩生 もう一年近くも前のことだ。近所のコインランドリーへ洗濯に出かけたら、少年ジャンプに混じって山岸凉子の『日出処の天子』全 11 巻が積んであった。そういえば、連載最初の十回くらいは欠かさずに読んでいたのに、大学に入ってから(生協がまんがを置いていなかったこともあって)読まなくなってしまったっけ。最後に読んだのは、確か蘇我・物部戦争の最後で物部守屋が殺されるところだった。あれはいったいどうなったのだろう。 洗濯機をまわしながら、むさぼるように読んだ。乾燥機をまわしながら、一ページづつなめるように読んだ。それでも飽き足らず、全巻乾いた洗濯ものといっしょにアパートにかっぱらって帰った。アメリカ行きの荷物の中に放りこみ、さらにモロッコにまで抱えていって繰り返し読んだ。真夏のサハラ砂漠から、砂とともに熱風がヘアドライヤ

    ch1248
    ch1248 2006/09/03
    これは凄い。こんな漫画があったのか……。
  • アフリカを貧困から救うすばらしき7箇条

    アフリカ貧困から救うすばらしき7箇条。 (The Economist Vol 379, No. 8475 (2006/4/29), "The magnificent seven," pp. 49-50) 山形浩生訳 (hiyori13@alum.mit.edu) ちょっとした改革でアフリカの村落は貧困から脱出できる。 アフリカは山ほど問題を抱えているので、国際機関からはしばしば重病患者のような扱いを受け、そのベッドサイドからは定期的に重要な生命反応に関する速報が発表されることになる。そして万が一集中治療室を出られたとしても、かなり厳しいリハビリプログラムにしたがわなくてはならない:それが国連のミレニアム開発目標 (MDG) だ。これは 2000 年に合意されたもので、2015 年までに一日一ドル以下で暮らす人々の数を半減させるといった目標を掲げている。他の大陸も同じ目標は掲げているが、貧

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