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ブックマーク / toyokeizai.net (56)

  • 毎日16時に「認知症の親」が徘徊する深い理由

    あなたは、自分の父親の元カノ(昔付き合っていた女性)を知っているでしょうか。母親の元カレ(昔付き合っていた男性)を知っているでしょうか。父親や母親には、あなたを授かる以前にも人生があり、そのときの人生もまた、あなたの現在の親を形作っているのです。 特に親が認知症になった場合の介護では、そうした過去も含めて、親の人生そのものに対する理解が重要になります。なぜなら、認知症になると、今日のことは忘れてしまうのですが、昔の記憶はしっかりと残っていたりするからです。 16時になると家からいなくなってしまう認知症の母 たとえば、認知症になった母親が、毎日、夕方の16時になると自宅からいなくなってしまうという事例がありました(実話ですが、プライバシーに配慮して、一部事実とは異なる脚色がなされています)。いわゆる徘徊です。 こうしていなくなった母親は、数時間後に自分で帰ってくることもあるのですが、行方不明

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  • バス会社を次々買収、「みちのり」とは何者か

    みちのりホールディングス(HD)という会社をご存じだろうか。福島交通(福島県)、茨城交通(茨城県)、関東自動車(栃木県)などのバス会社や湘南モノレール(神奈川県)といった鉄軌道会社を傘下に抱える。いまやバス業界の一大勢力だ。しかも同社の傘下には乗客だけでなく宅配便の荷物を載せて運ぶ路線バスもある。 2015年に日初の貨客混載バスが運行開始した。これはみちのりHD傘下の岩手県北自動車(岩手県)とヤマト運輸の連携で実現したものだ。バスの名称は「ヒトものバス」。大型バスの後部を改造して設けた荷室に宅急便の荷物を載せ、盛岡市から宮古市への宅急便運送を1日1便行う。 路線バスは過疎化による利用者減、宅急便はドライバー不足、両者が抱える悩みが一挙に解消する。座席11席を荷台に改造し、バスの側面に荷物専用の扉まで設けた格的な貨客混載はこれが初の事例だ。 言われてみれば誰でも思いつきそうなアイデアだが

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  • SNS投稿を「わざとズラす」、若者の深層心理

    最近の若者たちは、どうやら「皆で」「一斉に」「同時に」という行動が嫌いになってきており、周りの人たちと「ずれた行動」をとることが多くなってきているようです。 ……と書くと、集団意識の強い日人が欧米人化してきた、と思うかもしれませんが、今回の趣旨はそうではありません。 つねに自己主張をする人が多い欧米人のように変貌したのではなく、今の若者たちは、あくまで「日人的」に、「空気を読み」ながら、「ちょっとした個性」を「控えめ」に主張するようになってきた、ということのようです。 では、なぜ、今の若者たちは、「ずらす」ことを重視するようになってきているのでしょうか? 今回は若者研の現場研究員たちが、若者の「ずらし行動」について解説してくれます。 若者たちがあえて「タイミングをずらす」理由

    SNS投稿を「わざとズラす」、若者の深層心理
  • 既婚者が話す「結婚の苦労」は半分ウソである

    「『晩婚さんいらっしゃい!』を読んで結婚にあこがれを抱き、40歳で5歳年下男性と結婚しました」 見知らぬ女性から筆者の下にこんな連絡が入った。社交辞令もあると思うが、実際に少しは役に立ったのだろう。2014年の夏に、晩婚である自分自身を励ますつもりで始めた連載。他人の幸せにささやかな貢献ができる日がくるとは……。コツコツと続けてきたかいがあった。正直言って、体温が上昇するほどうれしい。 自分を成長させることに精いっぱいだった日々 早速連絡を取り、インタビューをさせてもらう約束を取り付け、東京・日比谷にある帝国ホテルのアフタヌーンティーを予約した。約束の時間どおりに現れたのはフリーでテレビ関連の仕事をしている小林麻子さん(仮名、41歳)。細身にグレーのニットワンピースがよく似合い、ブレスレットや指輪などの装身具をセンスよく身に着けている。麻子さんはやや圧倒されるほど感じがよく、会話上手だ。

    既婚者が話す「結婚の苦労」は半分ウソである
  • マツダがシェア2%でも存在感を放つ理由

    長期にわたる低迷から復活したマツダ 「マクドナルドの復活で見落とされがちな質」(3月29日配信)に続き、今回は自動車業界での復活劇をご紹介しましょう。 危機に対して短期間でV字回復した成功事例の代表がマクドナルドであるとすると、長期にわたる低迷からの復活劇の代表事例にはやはりマツダが挙げられます。 マツダというと、ここ数年は売り上げ、営業利益ともに右肩上がり、足元の昨年度の業績こそ踊り場に行き着いて苦しんでいる面もあるようですが、昨年はマーケティング大賞も受賞したぐらいですから、模範的な優良企業のイメージを持っている読者も多いかもしれません。 しかし、マツダはつい20年前には倒産が現実味を持って語られる会社でした。バブル末期にトヨタを追いかける姿勢で実施された販売店の5チャネル化が、バブル崩壊の影響もあり大失敗。1996年にはフォードからの出資比率を33.4%引き上げる形で、社長もフォー

    マツダがシェア2%でも存在感を放つ理由
  • Jリーグ1000試合の日程、40分で決まるワケ

    今年もJリーグが開幕した。リーグ戦、YBCルヴァンカップ、天皇杯という3大タイトルを目指し、これから9カ月間、合計57チームがしのぎを削るわけだが、この間に開催される試合数は1000以上に達する。 リーグ戦の合間にルヴァンカップの日程や国際大会、天皇杯の予選、戦が入り込むJリーグの日程は複雑を極め、その試合の組み合わせを決める作業は当然に難易度が高い。 その難易度の高い作業をこなしているのは当然に人ではなく、「日程くん」と命名されたシステム。基になっているのは、重厚長大産業の代表格である製鉄会社が、最も効率的に製品を製造するために編み出した、「組み合わせ最適化技術」なのである。 初代日程くんの登場で作業速度が向上 現在、J1は18、J2は22、J3は17のチームが参戦している。リーグ戦はJ1、J2、J3とも2回ずつの総当たりとなっている。試合日程の組み合わせの数は、実にJ1で10の255

    Jリーグ1000試合の日程、40分で決まるワケ
  • 地方は儲からない「イベント地獄」で疲弊する

    2017年も読者の皆さんは、自治体や商工会議所など、さまざまな会議の場で「今年は新たに何をするか」「4月からの新年度は何をするか」ということをテーマにしているかもしれません。しかし、実は「何をするか」ばかりが議題に上がっている段階で、ヤバイのです。それは事業が失敗する「予兆」といっても、いいかもしれません。 どういうことでしょうか。そもそも衰退している地域ではヒト・モノ・カネが慢性的に不足しています。その中でも、一番の問題は、「人手」です。モノやカネは国などが支援したとしても、結局地元で真剣に事業に取り組む「人」は、簡単に補えません。 そうした状況にもかかわらず、自治体や商店街などのトップ層は「活性化のためだ」という名目で、新たに事業をプラスすることばかり考えがちです。「過去にやってきたことを減らす」という発想がないのです。 その結果、午前と午後で、違う組織の違う会議なのに、参加しているメ

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  • 人手不足で疲弊、もう「外食・小売り」は限界だ

    牛丼チェーンのすき家には、年末年始に多くの客が押し寄せた。変則営業の飲店が多い中、24時間営業を貫いたからだ。その間は通常の時給に100〜400円を上乗せして、何とか人手を集めた。 3大都市圏のアルバイト・パート募集時の平均時給は、1000円を突破(2016年11月時点)。求人情報大手のリクルートジョブズが2006年に調査を開始して以来、初の大台に乗った。 生産年齢人口が減少の一途をたどる中、景気もリーマンショック後の最悪期を脱し、労働市場は逼迫。特に労働力をパートやアルバイトに頼る外・小売業界の人手不足は深刻だ。 主婦のパートが特に足りない すき家では全国で4万人超のパート・アルバイトが働いている。うち半数を学生が占めているが、運営側がより求めているのは昼間に働ける主婦だ。 主婦は家庭の事情などで働く際の制約も多い。すき家は主婦のパート・アルバイトを主な対象として、勤務する地域や店舗

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  • 松下幸之助が「人間中心の政治」を説いたワケ | 松翁、問わず語り | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

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  • JR我孫子駅名物「唐揚げそば」に隠された秘密

    JR我孫子駅ホームにある駅そば・弥生軒の「唐揚げそば」をご存知だろうか。特に鉄道好きの間では有名で、どの人からも「一度はべろ」と勧められる。そばが見えないほどの唐揚げが載り、なかなかのボリュームだ。 弥生軒はかつて、画家の山下清さんが働いていた店でもあるという。タンクトップに半ズボンで、お蕎麦をチャッチャッと湯切りしていたのであろうか。 気になった私は、常磐線に乗り込んで我孫子駅へと向かった。 駅そばに一人で入れる?入れない? 駅そばは、かつて私にとっては敷居の高い場所だった。 「一人で駅そばに入れるか?」 最近若い女性に会う度に質問してみたら、答えは半々。「入れる」と答えた人は全体に地方出身者が多く、高校生くらいから学校帰りに友達と、もしくは一人で列車を待つ時間や、おやつがわりにべていたとのこと。駅そば自体が友達との社交場でもあり、生活の場として深く根付いていたようだ。 逆に「入れな

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  • 同じ勉強をしていて差がつく「本質的な理由」

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  • 「心の免疫力」が高い人が実践する地道な習慣

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  • 集中力の続かない人は「仕組み化」ができない

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  • 「指示待ち人間」はなぜ生まれてしまうのか

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  • 「シャッター商店街」は本当に困っているのか

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  • ミスの多い人がわかっていない集中力の本質

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  • JR東日本特急から「自由席」が消えているワケ

    JRの特急ではおなじみでも、私鉄の特急にはないものと言えば? 答えはいろいろあるだろうけど、「自由席」も、その一つだ。小田急や近鉄などの大手私鉄で、運賃とは別の料金を必要とする特急列車は、全車指定席が基である。 だがJR各社では、たとえ新幹線であっても自由席がポピュラーな存在。若干の料金割引がある代わりに座席の保証もないという制度が、一般的に私鉄の特急より長い距離、長い時間を走るJRの特急列車に、なぜ存在するのか。 そして、JRの流れを押し返すかのように、最近のJR東日の新幹線・特急列車では私鉄同様に全車指定席の列車が増えつつある。その理由は何であろうか。 1960年代の特急は全車指定席だった 日の鉄道の開業以来、長距離列車にはもともと指定席はなかった。寝台車など特殊な例を除いて、これは戦前から戦後にかけての急行列車でも同じであった。初めて座席指定制度を導入したのは、1912年に新橋

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  • 衰退する地方百貨店、復調への道はあるのか

    地方や首都圏郊外に立地する百貨店が苦境に追い込まれている。百貨店業界は訪日中国人のインバウンド消費や、株高の勢いに乗った国内富裕層による高額消費を謳歌してきたが、それは都心に店舗を構える大手に限った話だ。 その大手でさえ、売り上げが好調に推移していたのは昨年の10月まで。インバウンドや宝飾品などの高額消費は引き続き高水準だが、11月以降は暖冬の影響もあって単価の高いコートなどの重衣料が苦戦を強いられ、月次ベースで前年実績を下回るところも出始めた。 地方百貨店は赤字転落や大幅減益に沈む 元々インバウンドも高額消費もない地方百貨店はさらに深刻だ。主な上場企業の2015年度決算は、第3四半期まで赤字であったり、通期予想で大幅減益を予想しているケースがほとんどだ。 要因として地方経済の停滞が挙げられる。主力商材である中価格帯の衣料品販売は、ユニクロなど専門店の攻勢を受けて年々縮小している。アベノミ

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  • 「地域ブランド化」が失敗に終わる3つの理由

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    「地域ブランド化」が失敗に終わる3つの理由
  • マツダのデザインはなぜカッコ良くなったか

    確かにマツダのデザインは変わった。具体的に言えば2012年に発表されたSUV(スポーツ多目的車)の「CX-5」以降、「魂動(こどう)」というキーワードとともに、それまでとは異なるメッセージをアピールするようになった。同時に「スカイアクティブ」と名付けた独創的な技術も導入。この2つを備えたCX-5以降の車種を、マツダでは「新世代商品」と呼んでいる。 そのうち「CX-5」「デミオ」「ロードスター」の3台が、日カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)に輝いている。スカイアクティブテクノロジーによる走りの評価も高いが、魂動デザインの魅力も大きいと、筆者も選考委員の一人として感じている。 ピンチでも、守りに入らず攻めに出た 何がマツダを変えたのか。デザイン部長の前田育男氏をはじめ、新世代商品にかかわったデザイナーやエンジニアに聞いてきた話を総合すると、ターニングポイントは2009年のリーマンショックだ

    マツダのデザインはなぜカッコ良くなったか