ブックマーク / gendai.media (252)

  • 邦画大ヒットの年に是枝裕和監督が「日本映画への危機感」を抱く理由(立田 敦子) @gendai_biz

    「このままでは日映画当に終わってしまう」――そう強く訴えるのは『海街diary』など数々のヒット作を世に出し、2013年には『そして父になる』で第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門審査員賞受賞をした是枝裕和監督だ。 今年は邦画のヒット作がいくつも生まれたにもかかわらず、日映画界への危機感をあらわにする。その心中とは――。 ガラパゴス化する日映画 「日映画業界はどんどん閉じ始めている。海外で取材を受けた時、僕はそう答えるようにしています。良くも悪くも、日映画は国内のマーケットだけで投資を回収できる可能性がある。なので、海外に出て行こうとする意欲が作り手にも配給会社にもありません。東宝、東映、松竹、角川など日の大手の映画会社は特にそうです。 そうなると企画が国内で受けるものに特化してくる。この状況に強い危機感を感じます。海外に出て行くことがエライわけでもスゴイわけで

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    changpian
    changpian 2016/11/28
  • 『この世界の片隅に』は優れた“妖怪”映画だ!民俗学者はこう観た(畑中 章宏) @gendai_biz

    方言とカタストロフ こうの史代の原作を片渕須直が監督したアニメ映画『この世界の片隅に』を公開初日に観た。原作を民衆史の一断面を描いた傑作と評価するファンとして、映画からも、次のようなことを改めて確認した。 それは、「広島」という町が孕む濃厚な “死”のイメージであり、日家屋の「間取」が持つ意味であり、登場人物の出会いや別れに、“物の怪(モノノケ)”が大変重要な役割を果たしていることである。結論から言えば、『この世界の片隅に』は優れた“民俗映画”であり“妖怪映画”だった。 『この世界の片隅に』は、広島市の海に近い江波(えば)と草津、そして南東にある呉市という小さな世界を舞台にしている。しかしこの地域は、第2次世界大戦という地球規模のカタストロフのなかで、特別な位置を占めることになる。 枢軸国の、日の、広島市は、世界で初めて原子力爆弾を投下された都市であり、南東部の呉市には重要な軍事施設が

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    changpian 2016/11/26
  • 激変する音楽ビジネス、なぜ日本は「世界的潮流」に乗り遅れたのか?(柴 那典) @gendai_biz

    今秋ようやくスポティファイが日格リリースされ、これから音楽はますます「所有からアクセス」へと移行していくだろう。こうしたビジネス構造の過渡期が続くなか、その先に何が待っているのか? 新刊『ヒットの崩壊』(講談社現代新書)から、音楽とヒットの未来に関する論考を特別公開! 過渡期の続く音楽業界 10年代の日音楽カルチャー、アイドルもロックもひっくるめた新しい日のポピュラー音楽を巡る状況には、これまでにない大きな可能性が広がっている。とても豊かな音楽シーンが生まれている。それが筆者の嘘偽りない実感だ。 しかし、ビジネスやマーケットの動向を見れば、決して先行きが明るいと言うことはできない。 音楽ソフトの売り上げは落ち込みを続けている。ライブ・エンタテインメント市場は拡大しているが、それぞれの会場の収容人数が決まっている以上、動員数には上限がある。 ヒップランドミュージックコーポレーショ

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    changpian 2016/11/26
  • 全国で盛況の「アニメ聖地巡礼」、過度なビジネス化に振り切るリスク(岡本 亮輔) @gendai_biz

    アニメ聖地巡礼の新しさ 近年、「聖地巡礼」といえば、四国遍路やサンティアゴ・デ・コンポステラへの巡礼路を歩くよりも、アニメや映画の舞台になった場所をめぐる実践を意味するようになっている。コンテンツ・ツーリズムに分類される観光実践である。 舞台訪問はけっして新しいものではない。映画小説、ドラマなどの舞台めぐりは、かねてから行われてきた。 たとえば、全国に無数にある郷土ゆかりの作家の文学館は、そうした「文学巡礼者」の需要に応えたものと言って良いだろう。太宰治がどのような風景のなかで育ったのかを見るために、ファンは青森県五所川原市まで足を運ぶわけである。 NHK大河ドラマの場合、放映後に舞台になった場所が観光化することはあらかじめ見越されており、制作前から誘致合戦が行われるようになっている。 とはいえ、アニメ聖地巡礼には新しさもある。そもそもは制作側が意図しないところから始まったことだ。 アニ

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    changpian 2016/11/22
  • ヒットメーカー・松任谷正隆が明かす「僕の音楽人生のすべて」(松任谷 正隆) @gendai_biz

    松任谷由実「守ってあげたい」、松田聖子「赤いスイートピー」、ゆず「栄光の架橋」など、数々の名曲を手掛けてきた音楽プロデューサーの松任谷正隆氏が自身の音楽人生のすべてを語った書籍『僕の音楽キャリア全部話します』を上梓した。 「これからも前だけを見て歩んでいこうと決めている」という松任谷さんに、をまとめるきっかけとなったお話や、自身の仕事音楽観などについてインタビューした。 暴露ではないが、隅々まで書いた ―書はタイトル通り、松任谷さんの音楽人生のすべてが綴られた1冊です。これまでにご自身でお書きになったが幾冊もありますが、今回、インタビュー形式を選択なさったのはなぜですか? 実は僕、人にインタビューをしてまとめるという仕事をライフワークにしたいと思っているんです。そのために「インタビュー研究会」なる勉強会を主宰していて、このを企画したインタビューをしてくれたライターの神舘和典さん

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    changpian 2016/11/19
  • 本土の人間にはわからない日本の暗部〜構造化した「沖縄差別」(佐藤 優) @gendai_biz

    差別者は自らが差別者であることを自覚しない 日と沖縄の関係は、ほんとうに難しい。 沖縄県東村高江周辺で進むヘリパッド移設工事現場の周辺で、10月18日、抗議活動をしている市民に大阪府警から派遣された機動隊員が、「どこつかんどるんじゃ、ぼけ、土人が」と発言した。 この機動隊員の暴言に対して沖縄の世論は激しく反発している。土の日人からすれば、大阪府警もこの発言をした機動隊員を戒告処分にしたのでいいじゃないかと思うかも知れないが、沖縄人にとってはそれでは済まされない問題だ。 筆者の母親は沖縄の久米島出身であるが、父母、祖父母の世代の沖縄人が、日人から「お前らはどこの土人だ」と侮蔑されたこと、沖縄戦で琉球語を話す沖縄人が日軍人から「貴様等、土人語で話してスパイ活動をしているのか」などと濡れ衣を着せられて殺されたことを、沖縄にルーツを持つ人々は忘れない。 筆者もその類の話を母(佐藤安枝、旧

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    changpian 2016/11/17
  • なぜアイドルの「寿命」は2010年代に入って劇的に伸びたのか(柴 那典) @gendai_biz

    CDが売れなくとも、アーティストが生き残れるようになった10年代。一過性のブームが多発した90年代までの「常識」はもはや過去のものになった。では、なぜこうした状況が生まれることになったのか? バンドのみならず、アイドルまでもが長生きできるようになった理由とは? 話題の新刊『ヒットの崩壊』から特別公開! 終わらなかった「アイドル戦国時代」 バンドやミュージシャンだけではない。アイドルグループも「長く続けられるもの」になってきている。 かつては全くそんなことはなかった。たとえば、秋元康のプロデュースにより1985年にデビューした「おニャン子クラブ」は、彼女たちを生み出した番組『夕やけニャンニャン』の終了と共にわずか2年半で解散。1987年にデビューし社会現象的な人気を築き上げた光GENJIも、90年代に入るとブームは沈静化、大きく人気を落としている。 アイドルグループの「寿命」は数年。それが9

    なぜアイドルの「寿命」は2010年代に入って劇的に伸びたのか(柴 那典) @gendai_biz
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    changpian 2016/11/17
  • 「音楽不況」は本当なのか? 2010年代に生まれた新たな希望(柴 那典) @gendai_biz

    音楽不況だからしょうがない……」 そういうことを言う人もいる。しかし、音楽ジャーナリストとして20年近くロックやポップ・ミュージックについて取材と批評を続けてきた筆者は、音楽の現場には今も変わらぬ熱気があると感じている。 現在の音楽シーンにはCDが売れなくても、ミュージシャンは生き残っている状況がたしかに存在する。90年代の「当たり前」から振り返ってみよう。新刊『ヒットの崩壊』(講談社現代新書)から特別公開! 「音楽不況」は当か? 「音楽が売れない」と言われ続けて、もう20年近くが経つ。 史上最もCDが売れた年である1998年に比べ、2015年の音楽ソフトの生産金額は40%に過ぎない。6,074億円から2,544億円へ。この17年でおよそ3,500億円の市場が失われた計算になる(日レコード協会調べ)。 CDを買う人は年々減っている。有料音楽配信は着実に普及し、アップル・ミュージックや

    「音楽不況」は本当なのか? 2010年代に生まれた新たな希望(柴 那典) @gendai_biz
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    changpian 2016/11/16
  • 日本映画の「製作委員会」ってなに? 独特の慣習がはらむ功罪(寺田 悠馬) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)

    前編はコチラ(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/49875) 製作委員会ってなんだろう? 映画製作における資金調達の方法として、日映画界で主流となった「製作委員会方式」について、当時金融業界で仕事をしていた筆者が、国内外の識者にお話を伺いながら調べた経緯を、先月から連載している。 先月の記事では、製作委員会という組織が法人格を持たない点に注目して、これに起因する、主にビジネス面における問題点を検証した。 具体的には、製作委員会はいわゆる「会社」ではなく、日の民法上の「任意組合」にあたる組織であり、この特異性が原因となって、諸外国において、あらゆる日映画のリメイク案件が頓挫してきた経緯を振り返った。 1,200億円程度に留まる国内の邦画市場に比べて、アメリカ(約1兆1,000億円)や中国(約6,800億円)をはじめとする諸外国には、巨大な映画市場が

    日本映画の「製作委員会」ってなに? 独特の慣習がはらむ功罪(寺田 悠馬) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)
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    changpian 2016/11/04
  • 「芸能界55年体制」はこうして確立された(田崎 健太) @gendai_biz

    巨額のカネが動く芸能界。だが「芸能プロダクション」とはどのような存在なのか、知る人は少ない。いかにして彼らは力をつけていったのか——華やかな舞台の裏で、熾烈な駆け引きが行われている。(第2回はこちら http://gendai.ismedia.jp/articles/-/49981) ナベプロが全ての始まり 以下は'90年代のSMAPデビュー直後、一緒に仕事をしたテレビ局関係者の証言である—。 ある日、収録が終わった後で局を出ようとしたとき、陰に隠れていたSMAPのメンバーに取り囲まれたという。何事かとぎょっとすると、彼らは真剣な表情でこう訊ねてきた。 「ぼくらのギャラって当は幾らなのですか?」 当時、メンバーのほとんどは高校生。幼いなりに自分たちが貰っている給料が少ないのではないかと、不信感を持つようになっていたようだ。 その関係者はこう答えた。 正確なギャラの金額は分からないが、高く

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    changpian 2016/10/29
  • 北の将軍様が映画監督と女優を「拉致」してまで映画作りに励んだワケ(辻田 真佐憲) @gendai_biz

    北朝鮮映画、続々と上映される 前回の東京オリンピックが開かれる約1ヵ月前、北朝鮮を「労働者の楽園」と賛美する記録映画が東京で一般公開されていたことをご存知だろうか。 1964年8月末に封切りされた『チョンリマ(千里馬) 社会主義朝鮮の記録』がそれである。いまでは同国の「帰国事業」を後押ししたと批判され、知る人ぞ知る幻の映画となっている。 その『チョンリマ』が、今年10月、川崎市民ミュージアムで再上映された。開催中のアートギャラリー展示「ベスト・セレクション 世界旅行に出かけよう」の関連上映のひとつだという。そのきわどい選抜のセンスはともかく、またとない機会なので、さっそく会場に足を運んだ。 ときあたかも、北朝鮮関係では、『将軍様、あなたのために映画を撮ります』や『太陽の下で 真実の北朝鮮』など新作映画の公開も続いている。1960年代のプロパガンダ映画から、2010年代の批判的映画まで──。

    北の将軍様が映画監督と女優を「拉致」してまで映画作りに励んだワケ(辻田 真佐憲) @gendai_biz
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    changpian 2016/10/26
    辻田 真佐憲さんの文章。
  • 「爆買い」の次は「爆留学」!? 東大に中国人学生が殺到する理由(中島 恵) @gendai_biz

    中国人の若者が、日へ「爆留学」を続けている。いったい彼らは何を求めて日に来るのか――。留学生に丹念に取材をし、『中国エリートは日をめざす』(中公新書ラクレ)を上梓したジャーナリストの中島恵氏に聞くと、彼らの事情から、現代中国の「いま」がリアルに見えてきた。 あまりに過酷な受験事情 あまり知られていませんが、東京・大久保には、日の大学や大学院を目指す中国人向けの予備校があります。そこに通っている学生はいまやなんと1200人超。そのなかの一人、河北省出身の18歳の女の子は早稲田大学が第一志望ですが、彼女は日に留学することについてこう言っていました。 「私の田舎の村でも日の早稲田はすごく有名です。もし早稲田に留学できたら、私、中国ですごく自慢できます」 この予備校や女の子の言葉が示しているとおり、中国人学生の日への留学は非常に盛んで、’15年の東京大学への中国人留学生は、前年より8

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    changpian 2016/10/23
  • なぜ岸信介は「A級戦犯」として起訴されなかったのか(魚住 昭) @gendai_biz

    開戦責任は重いのに…なぜ? このところずっと岸信介にまつわる謎を追いかけている。岸はなぜ、A級戦犯として起訴されなかったのだろうか。 東条英機内閣を倒して戦争終結に貢献したからだ、と言いたいところだが、岸の調書類を読むかぎりではちがうらしい。 前回(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/49842)ふれたように、岸の第1回尋問(1946年3月7日)を担当したG・サカナリ中尉らは、倒閣の顛末を聴いたうえでなお「岸は被告席を飾るにふさわしい」と報告している。 つまり東条内閣の閣僚としての開戦責任はそれほど重いということだ。真珠湾奇襲への米国民の恨みは深い。ついでに述べておくと、サカナリ中尉らによる岸の人物評価も甘くない。 中尉らは「岸はおそらく(一貫した原理原則のない)機会主義者で、自分に都合のいいようにものごとを利用する人物だ」と調書のなかで指摘している。

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    changpian 2016/10/16
  • 蓮舫は蔡英文を超えられるのか?~日台「民進党」を比べてみた(野嶋 剛) @gendai_biz

    実は共通点も多い 最近は、台湾政治について日でもかなり関心が高まっていて、2016年1月にあった総統選では、過去にないほど活発な報道が日メディアで展開された。昨今のブームと言えるような台湾観光の盛り上がりもあり、テレビでは台湾情勢を扱った番組もかなり増え、台湾=マイナーという位置づけからどうやら少しずつ脱皮しつつあることを日に日に感じている。 しかしながら、もともと台湾政治というのは、国際政治研究のなかでもマイナーな領域であったため、テレビや新聞の報道などで、台湾に関連する名称が出たりすると、ついついセンサーが働いて注目してしまう習性が、私のような台湾に深く関わっている記者や研究者はすっかり身に付いている。そこで困ったことになったのは、日における「民進党」の誕生だった。 日の民進党については、最近は蓮舫氏が選ばれた党代表選挙などもあり、テレビで「みんしんとう」という名前をいつも耳に

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    changpian 2016/10/13
  • 世界で急増する「新・中華街」の実態〜40年でこんなに変わった!(山下 清海)

    フランスのなかの中国 「ばら色の人生」、「愛の讃歌」などで知られるシャンソン歌手、エディット・ピアフ(1915~1963年)は、ベルヴィルとよばれるパリ東部の下町で生まれた。 地下鉄(メトロ)のベルヴィル駅から地上に出ると、フランスにいることを忘れてしまう景観が広がっている。駅の出入口の傍にあるキオスクでは、欧洲時報、星島日報などの中国語新聞が売られ、通りを歩いている人びとで最も目立つのは中国人である。 ベルヴィル駅から緩やかな坂を上がっていくベルヴィル街の両側は、中国語の看板を掲げる中国料理店、美容院、宝飾店、中国民芸品店、中国人向け婚礼写真館などが軒を連ねている。 中国語看板の中でもひときわ目につくのが、「温州」という文字である。フランスの中国人社会では、浙江省の温州地方出身が主流派をなしている。中国では、温州人は古くから商売や金儲けが上手で、温州商人は「中国のユダヤ人」ともよばれてき

    世界で急増する「新・中華街」の実態〜40年でこんなに変わった!(山下 清海)
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    changpian 2016/10/11
  • 香港「裏ビジネス街道」を歩く~運び屋横丁、ボートピープル…(丸山 ゴンザレス) @gendai_biz

    「運び屋横丁」に潜入! 前回、香港のケージハウス・スラムに潜入した丸山ゴンザレス。次に向かったのは、中国土とのヤミ取引が行われている「運び屋横丁」だ。 香港の底辺生活者たちを支えるアルバイトがあると聞いて訪れたのは、中国の広東省深圳との国境に近い「上水」という街だった。駅前にはショッピングセンターがあり、そのまわりに堂や商店が並ぶ。行き交う人々も着飾っている様子はなく、中心部の洗練された都市感とは違って、中国土の地方都市のような雰囲気であった。 なによりひときわ目を引くのは、大きなトランクやカバンを持った人が多いことだ。その光景を見ていると、私がこの場所を訪れたのが間違いでなかったことが証明されたようで、わずかに安堵したのだった。 ここには、通称「運び屋横丁」と呼ばれる通りがある。 香港から中国土に様々な物品を手荷物として持ち込む人々が集まってくるという。以前は中国土の人が多かっ

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    changpian 2016/09/29
  • 岸信介はこうして「極刑」を免れた~明かされるGHQ尋問の真相(魚住 昭) | 現代ビジネス | 講談社(1/2)

    したたかな岸の供述 岸信介はなぜA級戦犯として起訴されなかったのか。その謎を解くカギを探して、GHQによる岸の第1回尋問調書(1946年3月7日付)を読み解く作業をつづけている。 この尋問があったときA級戦犯28人はまだ起訴されていない。つまり岸にも起訴される可能性が十分にあった。そうなれば最悪、極刑も覚悟しなければならぬ状況に置かれていた。 にもかかわらず「岸は快く、ためらうことなくしゃべった」と捜査官は記録している。 これにはちょっと驚いた。岸は言葉を濁して相手の不信を招くような真似をしていない。いざというとき肝が据わり、最適の対応ができる。そこに彼の真骨頂があるのかもしれない。 尋問の主なテーマは、岸が経営に携わった満州国の実情だった。岸は捜査官の問いにこう語っている。 「関東軍が満州の支配権を握っていて、われわれが何かやろうとすると、必ず関東軍の許可がいった。関東軍の意向を無視すれ

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    changpian 2016/09/25
  • 「中華帝国の復権」という野心がはらむ、破局的末路の予感(近藤 大介) @gendai_biz

    近藤大介の威海レポート【前編】はこちら(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/49756) 岐路に立つ巨大財閥 コリアタウンへ来て知ったが、威海に旺盛に投資している韓国企業の代表格と言えば、ロッテグループである。そして威海の旧市街の中心部に、ロッテデパートの旗艦店があるという。そこで足を伸ばしてみることにした。 26路バスに揺られること40分、旧市街の中心である威高広場に着いた。バスを降りると、目の前に4階建てのロッテデパートが建っていた。入口には、「8月15日 オープン3周年」の垂れ幕が掛かっていて、8月13日から15日まで3日間限定の大セールをやっていた。 店内は、先ほどのゴースト・コリアタウンに較べればだいぶマシだったが、それでも年に一度の大セールにしてこの程度かと思うほどだった。例えば、1階から地下へ降りる長いエスカレータには、私が乗った時、前方に

    「中華帝国の復権」という野心がはらむ、破局的末路の予感(近藤 大介) @gendai_biz
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    changpian 2016/09/22
    うーん。「梁啓超の「喚起吾国千年之大夢、実自甲午一役始也」(わが国の千年の大きな夢を喚起せよ、それは日清戦争から実行するのだ)という言葉」とな。中国語と歴史を学び直したほうがいいのでは?
  • 我々はいま「近代世界システム」の崩壊に立ち会っている(玉木 俊明)

    情報に翻弄される社会 情報は「かたち」をもたず、目に見えない。その情報を可視化し、歴史の中心に据える。それが長年私の課題であった。 世界は情報で溢れており、情報の歪みが、経済活動に致命的影響を与えることもある。 リーマンブラザーズが倒産したのも、サブプライム住宅ローンに関して、家屋に低い査定額を出した情報はインターネットには出されず、高い査定額を出した情報だけが流され、リーマンブラザーズは、その情報だけを信じたからである。そのような世界は、「情報による不安定性」がある社会である。 リーマンショックの統計的な規模は、1929年の世界恐慌にくらべれば小さい。しかし、1929年にはアメリカの恐慌が世界全体に波及するのに数ヵ月かかったのに対し、リーマンショックの影響は、たちまちのうちに世界全体に波及することになった。インターネットによって、世界全体が過剰に結びつけられているからである。 このように

    我々はいま「近代世界システム」の崩壊に立ち会っている(玉木 俊明)
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    changpian 2016/09/19
    著書の宣伝だけど、一応ブクマ。
  • 心に残るサザンの名曲を勝手にランキング! 第1位は?(辻 よしなり,角田 信朗) @gendai_biz

    世代を超えてリスナーを満足させるサザンの魅力を、桑田氏と親交の深い辻よしなりさんと格闘家の角田信朗さんが勝手にランキング! 10時間かけてもすべて歌いきれない 角田信朗(以下角田) 一度カラオケで、サザンの曲を全部歌おうと挑戦したことがあったんです。五十音順に、夜の8時から朝の6時まで歌ったんですが、最初の『I AM A PANTY』から始まって『栞のテーマ』までしかいけませんでした。 辻よしなり(以下辻) 「し」までしかいけなかったんですね(笑)。それくらいサザンの曲は多いですからね(発表曲数はなんと272曲)。皆それぞれ思い入れがある。 その中でも僕が好きなのは、ライブでの一体感が出る曲ですね。『みんなのうた』は、観客総立ちで桑田(佳祐)さんと一緒に盛り上がります。 角田 僕もサザンのメンバーとは親しくさせてもらっているのですが、ライブで僕を発見した桑田さんから「みんな~で声合わせ、角

    心に残るサザンの名曲を勝手にランキング! 第1位は?(辻 よしなり,角田 信朗) @gendai_biz
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    changpian 2016/09/19
    そういえば、金沢のレコードジャングルで、サザンと達郎のアナログを探しに来ている外人さんを見かけた。