iFixitは、ヘリウムガスに晒された「iPhone」が動作不安定になったり機能しなくなったりするといわれる現象を調査し、実際に動作不良が起きることを確認した。Appleによると、動作しなくなったiPhoneでも、1週間ほど放置すればヘリウムが抜けて正常に使えるようになるそうだ。 この調査を実施したきっかけは、イリノイ州シカゴにある病院で磁気共鳴画像診断装置(MRI)の設置作業中にiPhoneや「Apple Watch」が使えなくなった、という問題が起きたこと。病院の関係者が調べたところ、合計40台のiPhoneおよびApple Watchが不安定になったり「完全に動作停止」したりしたそうだ。Androidスマートフォンで問題の起きたものはなかった。 MRIは、強力な磁力を発生させるため電磁石を超伝導状態に保つ必要があり、冷却用の液体ヘリウムを定期的に充填しなければならない。シカゴの病院で