スペイン風邪とアスピリンの関係をサイトカイン・ストームと断定的に関連付けて主張されている医師(たぶん)がいるのですが、その主張を巡る議論で第一次大戦当時、もっと正確に言うと1918年の秋に日本にアスピリンはあったのか、あったとしてどれぐらいあり、またスペイン風邪の治療に実際にどれほど用いられたかの疑問が出ました。 結論を先に言っておくとムックも虚しく「よくわからない」です。 ■第1部 スペイン風邪での日本の被害は中外製薬のインフルエンザ情報サービス「20世紀のパンデミック(スペインかぜ)」によると、 1918年(大正7年)の11月に全国的な流行となった。 1921年7月までの3年間で、人口の約半数(2,380万人)が罹患し、 38万8,727人が死亡したと報告されている。 治療にアスピリンが使われたとすればかなりの量が必要であった事だけは理解できます。これはオマケですが、 20代から30代