妊娠初期(第1期)に新型コロナウイルスワクチンを接種しても、胎児に重大な先天異常が現れる可能性には影響がないことが、医学誌「米医師会紀要(JAMA)」に1日に掲載された論文から明らかになった。 全米にまたがる研究チームは、カリフォルニア、オレゴン、ワシントン、コロラド、ミネソタ、ウィスコンシンの各州の8つの医療機関のワクチンデータベースに登録された、2021年3月初旬~22年1月下旬までに出生に至った4万2000件以上の妊娠に関する医療情報を分析。その結果、米製薬大手ファイザーとモデルナによるメッセンジャーRNA(mRNA)技術を用いた新型コロナウイルスワクチンを妊娠初期に接種しても、胎児の目や耳、神経管、腎臓、呼吸器系、筋骨格系への重大な先天異常のリスク増加には影響しないことが判明した。 妊娠第1期は、有害な暴露があった場合、胎児に先天異常が最も発生しやすい時期の1つだとされる。今回の研
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