岸:まだまだ不安定な部門だとは思いますが、今年に関して言えば、ブランデッド・コンテントでは、「ストーリー」が最も重要、それを評価しようという流れで審査が行われました。審査員長のScottも頻繁に”Story led marketing”と言う言葉を頻繁に使っていました。 木村:へえ、ブランデッド・コンテントの定義はストーリーなんですか。フィルムやサイバーみたいなメディアで定義する部門じゃないんですね。「ストーリーテリング」という言葉はここ数年の広告業界のキーワードですし。もう少し詳しく教えてください。 岸:ストーリーを「物語」と翻訳してしまうと少しわかりにくいので、ここでは「文脈」と翻訳して考えてみてください。たとえば、「彼は彼女に10万円のプレゼントを贈った」という例を考えてみましょう。実はこのセンテンスのみでは、これをどう捉えていいのか判断できません。ですからこのセンテンスにひとつ文脈
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