国のエネルギー政策の見直しを議論している経済産業省の調査会は、日本の電力を今後どのような電源の組み合わせで賄うかについての中間報告案として、原子力発電の比率を0%から35%までとした5つの選択肢を示し、詰めの議論を行っています。 国のエネルギー政策の見直しを議論している経済産業省の調査会は、日本の電力を今後どのような電源の組み合わせで賄うかについての中間報告案として、原子力発電の比率を0%から35%までとした5つの選択肢を示し、詰めの議論を行っています。 原発事故を受けて国のエネルギー基本計画を抜本的に見直すため、去年10月から議論してきた経済産業省の総合資源エネルギー調査会は、25回目となる28日の会合で、中間報告案として、日本の電力を今後どのような電源の組み合わせで賄うかについて5つの選択肢を示しました。 選択肢はいずれも2030年時点での比率を示しており、このうち焦点となる原発の比率
菅前総理大臣は、国会の原発事故調査委員会に参考人として出席し、「国策として続けられてきた原発の事故を止められなかったことについて、改めておわび申しあげる」と陳謝しました。 また、事故の発生翌日に東京電力福島第一原子力発電所を訪れたことについて、意義を強調するとともに、「最も安全なのは、原発に依存しないこと、脱原発だと確信した」と述べました。 国会の原発事故調査委員会は、27日、事故当時、官房長官を務めた枝野経済産業大臣を参考人として招致したのに続き、28日、菅前総理大臣を招致し、公開で質疑を行いました。 質疑の冒頭、菅氏は「国策として続けられてきた原発により、事故が引き起こされた。最大の責任は、国にあると考えており、この事故が発生したときの国の責任者として、事故を止められなかったことについて、改めておわび申しあげる」と陳謝しました。 そのうえで「原子力安全・保安院から『そういう場合には、ど
第17回 国会 東京電力福島原子力発電所事故調査委員会の模様を 福島テルサFTホールより、生中継でお送りいたします。 国会 東京電力福島原子力発電所事故調査委員会 この事故調査委員会は政府に設置された事故調査委員会とは異なり、 国会に設置された機関であるため、 この国会事故調では、これまで調査を行ってきた、 政府の事故調査委員会とは異なる立場から調査が行われると期待されています。 今回は事故調査を行うにあたり、以下の関係者に対し質疑を行います。 【参考人】 佐藤 雄平 氏(福島県知事) 公式ハッシュタグ:#jikocho ■第15回 参考人:枝野 幸男 氏(経済産業大臣、前 内閣官房長官) ■第16回 参考人:菅 直人 氏(衆議院議員、前 内閣総理大臣) 過去の東京電力の会見を視聴されたい方は → こちら 過去の原子力安全・保安院の会見を視聴されたい方は → こちら 過去の原子力安全委員会
ドイツ・ベルリン(Berlin)の連邦首相府で記者会見するアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相(2012年5月23日撮影)。(c)AFP/ODD ANDERSEN 【5月28日 RenewableEnergyWorld.com】欧州連合(EU)の中で債務危機に揺れるいくつかの国が財政緊縮策を推し進める一方で、ギリシャ総選挙や仏大統領選といった最近の政治の動きを見ると、方向性が転換して徹底的な歳出削減方針から遠のきつつあるようにも見える。少なくともそうした歳出削減は容易に実現しないだろうし、その影響は欧州の大半の地域で再生可能エネルギー発電に及ぶ可能性がある。 フランスでニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)前大統領が進めた新保守主義的な政策が徹底して拒絶されたことは、EU経済のけん引役であり、EU域内で安定感を保つ数少ない国であるドイツにも新たな局面をもたらす可
東京電力福島第一原子力発電所の事故の際に、政府のスポークスマンの役割を担った枝野経済産業大臣は、国会の調査委員会に参考人として出席し、「情報を政府として集約すること、そしてその後の予想や想定ができなかったことこそ、反省だと思っている」と述べ、政府の情報発信が十分でなかったことを認め、陳謝しました。(政治部&かぶん) 国会の原発事故調査委員会は、27日、事故当時、官房長官として、政府のスポークスマンの役割を担った枝野経済産業大臣を参考人として招致して公開で質疑を行いました。 この中で、枝野氏は、政府の情報発信について、「情報発信そのものよりも情報を政府として集約すること、そしてその後の予想や想定ができなかったことこそ反省だと思っている。放射能の影響などについて、私の思っていたことと、特に被害を受けられた周辺地域のみなさんの受け止めとの間にずれがあったことは、改めて大変申し訳なく思っている」
埼玉県東部の越谷市や三郷市など6つの市と町は、原発事故で広がった放射性物質を取り除く除染やごみの焼却灰の保管などにかかった費用のうち、昨年度分として合わせて5億円余りを東京電力に請求しました。 越谷市や三郷市など6つの市と町は、東京電力川口支社の花岡正揚支社長を呼び、越谷市の高橋努市長が代表して請求書を手渡しました。 この中で、放射線を測る装置の代金や職員の人件費など、昨年度除染にかかった費用のうち、国からの財政支援分を差し引いた額としておよそ1億3500万円を請求しています。 このうち、越谷市の場合、小中学校などを中心に、市内の150か所余りで独自に放射線量の測定を行ってきたほか、側溝などの除染を進めた結果、昨年度だけでおよそ2300万円を負担したとしています。 また、これらの自治体のごみ処理を行っている「東埼玉資源環境組合」も、放射性物質が検出されて埋め立てられないごみの焼却灰などの保
菅直人前首相は28日午後の国会の東京電力福島原発事故調査委員会(国会事故調)で、事故発生直後に東電の清水正孝社長(当時)が現場からの撤退を官邸に申し出たとされる問題について「(海江田万里)経済産業相から(東電の)『撤退』という言葉を聞いて、とんでもないことだと思った」と述べた。その後、清水社長に「撤退はありえませんよ」と伝え、社長は「はい、わかりました」と述べたと説明した。
菅直人前首相は28日午後の国会の東京電力福島原発事故調査委員会(国会事故調)で、福島第1原発1号機への海水注入の中断を指示したとされることについて、「私が止めたと批判されたが、東電から官邸に派遣された人が自分の判断で行ったことだ。官邸の意向、首相である私の意向とは違う。そこは区別してほしい」と反論した。
中部電力は28日、運転停止中の浜岡原発5号機(静岡県御前崎市)の復水貯蔵槽内に穴やへこみ計40カ所ができた原因について、貯蔵槽内に粉状のさびが堆積して鋼材が化学反応を起こし、腐食しやすい環境になっていたと発表した。 貯蔵槽は、原発の運転中に原子炉冷却のための水を一時的にためる設備。内部が縦約7メートル、横約33メートル、深さ約13メートルで、厚さ4ミリの鋼材で造られている。 昨年5月、政府の要請を受けた運転停止の作業中に、原子炉を冷やすための細管が壊れ、貯蔵槽に海水が流入。底部の少なくとも11カ所に鋼材を貫通する穴が開いた。 中部電は、貯蔵槽の漏えい検出装置の排水弁を調べたところ、鋼材に穴が開いたことでわずかな放射線を含む水が約40ミリリットル漏れ出たと明らかにした。
環境省は28日、将来の5通りの原発比率に応じて、地球温暖化対策を強化することで、国内対策だけで2030年に1990年比で20~27%の温室効果ガス削減が可能だとする選択肢案をまとめ、中央環境審議会に提示した。 日本は国際的に「20年に90年比25%削減」との目標を掲げるが、今回の案では20年の削減数値は6~12%。実際の目標達成には国内対策だけでなく、海外からの排出枠や森林吸収分を使える見通しだが、半分以上をそうした手段に頼らざるを得なくなるため、目標が維持できるかどうかは微妙な情勢となった。 同審議会はさらに議論して選択肢を決定。エネルギー政策の将来像と併せて政府のエネルギー・環境会議が削減目標の選択肢を決めた後、国民的議論を踏まえ新たな目標を決める。
28日、福島県浪江町で男性の遺体が見つかった。県警によると、首をつった状態で発見され、自殺とみられる。 東京電力福島第1原発事故で警戒区域に指定されている浪江町への住民の一時帰宅が27日にあり、60代の男性が行方不明になった。県警はこの男性とみて身元を調べている。
東大生産技術研究所が開発したセシウム吸着ぞうきん=同研究所提供 放射性セシウムを効率よく吸い取る安価なぞうきんを、東京大学生産技術研究所が開発した。福島県飯舘村で雨どいから流れる汚染水や池の水で効果を確認した。使用済みぞうきんの回収、処分をどうするかが課題だが、今後、自治体に働きかけて除染に役立てていきたいという。 迫田章義教授らが28日午前、発表した。 セシウムが、プルシアンブルー(紺青)と呼ばれる顔料によくくっつく性質を利用した。紺青を作るときに使う2種類の溶液に順に布を浸すと、紺青が布にしっかり付着し、固定された。飯舘村で採取した雨どいの水をバケツにためて、この布20グラムを一晩つけると、水のセシウム濃度は1キログラムあたり約20ベクレルから8ベクレル以下になった。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方)無料登録で
東京電力福島第1原発の事故収束作業に作業員を違法派遣した容疑で暴力団組員が逮捕された事件で、組員が直接取引した「ひ孫請け」の会社だけでなく、その上の「孫請け」の建設会社にも取引を求める連絡を取っていたことが27日、福島県警への取材で分かった。暴力団と、下請け構造が重層的につながる建設業界との癒着の根深さが浮かび上がった形だ。 福島県警の捜査関係者によると、労働者派遣法違反(建設業務への労働者派遣)容疑で逮捕された指定暴力団住吉会系4次団体幹部、大和田誠容疑者(33)が連絡を取ったのは、栃木県の孫請け会社。 第1原発の事故が起きた昨年3月以降、大和田容疑者は電話で全国の建設会社に「俺のところを使ってくれ」と求めたところ、応じた同社が作業員の派遣を要請。ひ孫請けにあたる建設会社(福島県いわき市)の所属と偽装した組員らを派遣したという。
関連トピックス関西電力 関西電力は28日、和歌山県海南市にある石油火力の海南発電所3号機(出力60万キロワット)から蒸気が漏れ、停止したと発表した。管内の電力需給は安定しており、停止による電力不足は生じないという。 関電によると、27日午後8時10分ごろ、巡回中の作業員が配管付近で水漏れを見つけ、翌28日午前0時過ぎに運転を停止した。配管からの蒸気漏れが確認されたため、修理する。3号機は4月にも別の配管が損傷して、6日間停止した。 28日の電力使用率はピーク時(午後1時台)で88%と予想。約260万キロワットの余裕があるという。 関連リンク関西電力は火力発電所停止と伝わるが堅調、株価は動意接近を示唆(5/28)「原発停止続けば来夏10%値上げ」 枝野経産相(5/21)「関電が停電テロ狙うかも」 大阪市顧問・古賀氏発言(5/19)出力アップ装置で計10万kW回復 関電、火発に導入へ(5
[大阪 28日 ロイター] 関西電力<9503.T>は28日、海南火力発電所3号機(定格出力60万キロワット)が蒸気漏れで同日午前零時12分に運転を停止したと発表した。同社によると、同発電所3号機は1週間程度で復旧できる見込みという。 27日午後8時10分ごろ、巡回点検中の作業員が、ボイラーからタービンに蒸気を送る配管付近で漏水を発見。その後の点検で、ボイラーの出口付近にある計器用配管の付け根付近から蒸気が漏れていることが判明し、運転を停止した。
プレスリリース 浜岡原子力発電所5号機 復水貯蔵槽内張り材の腐食孔の原因と対策について 2012年05月28日 中部電力株式会社 浜岡原子力発電所5号機(改良型沸騰水型、定格電気出力138万キロワット)は、2011年5月14日の停止過程において、主復水器の細管損傷により海水が主復水器に流入し、その一部は原子炉施設等へも混入しました。 このため、海水の混入した範囲を特定し、設備への影響等の調査を進めてきましたが、この過程で復水貯蔵槽内張り材の溶接部および溶接部近傍に腐食孔を確認しました。(2012年3月30日お知らせ済み) 本日、復水貯蔵槽内張り材の腐食孔に係る原因と対策を取りまとめ、原子力安全・保安院へ報告しましたので、お知らせします。 1 原因の推定 復水貯蔵槽にクラッド(注)が堆積している状態において、海水が復水貯蔵槽内に混入したことで、クラッドと内張り材のすきま部が腐食しやすい環境と
check_genpatsu [News] RBB TODAY|【地震】福島第一原子力発電所の状況(5月25日午後3時30分現在) http://t.co/foi6mEba #genpatsu at 05/27 00:44 check_genpatsu [Book] 元素周期 萌えて覚える化学の基本 / 編集:スタジオハードデラックス 監修:満田 深雪 監修:満田 深雪[ PHP研究所 ] ... http://t.co/UCCsuDSJ (amazon) at 05/27 08:09 check_genpatsu [Web] BLOGOS|大衆をバカにするテレビ朝日 - 池田信夫(飯田哲也氏が24日 先日の古賀茂明氏の「停電テロ」でもこの番組でも、局の姿勢はよくも悪くも明確だ。「原子力村」は絶対悪で... http://t.co/PlK2nlR0 #genpatsu #原発 at 05/
Close Up 激動する世界経済の流れに、日本も無縁ではいられない。政治・経済、企業・産業、社会の注目テーマをクローズアップし、独自の視点、切り口で「詳説」する。 バックナンバー一覧 東日本大震災の発生から1年余りが経過し、被災地では復旧作業が進められている。現地では、放射能被害ばかりがクローズアップされているが、その陰で深刻な問題が急浮上している。被災した建物に吹き付けられているアスベストが解体工事に伴って飛散。人体に甚大な影響を及ぼしかねないというのである。 2011年11月28日午後、仙台市環境対策課に1本の電話が入った。電話の主は市の衛生研究所だ。 「明らかに高い濃度が出ている。不適正な作業をしているはず」 これが仙台市を揺るがしたアスベスト飛散事故の始まりだった。 ビルは9階建てで、すべての階の鉄骨にアスベストが吹き付けてあった。市が立ち入り検査した際に濃度を測定したところ、異
※5月27日午後2時34分、2号機タービン建屋地下から集中廃棄物処理施設(雑固体廃棄物減容処理建屋[高温焼却炉建屋])へ溜まり水の移送を開始。 ※5月27日午前4時1分、3号機使用済燃料プールの塩分除去装置にて警報が発生し、塩分除去装置が自動停止。現場を確認したところ、停止による水の漏えい等は発生しておらず、使用済燃料プール冷却系は停止していない。停止した原因については現在調査中。 ※5月27日午前10時15分、1号機原子炉への注水量の低下が確認されたため、炉心スプレイ系からの注水量を約1.9立方メートル/hから約2.0立方メートル/hに調整(給水系からの注水量は約4.5立方メートル/hで継続)。 ※5月27日午前10時8分、3号機原子炉への注水量の低下が確認されたため、給水系からの注水量を約1.8立方メートル/hから約2.0立方メートル/h、炉心スプレイ系からの注水量を約5.1立方メート
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く