東京電力は18日、福島第一原発3号機の原子炉建屋1階で、水が床を流れているのを見つけたと発表した。原子炉を冷やした後の高濃度の汚染水が漏れている可能性もあり、どこから来た水なのか調べている。 水は建屋の地下に流れており、屋外には出ていない。建屋の外の放射線量や原子炉に入れている水の量、温度にも変化はなく、原子炉の冷却への影響は見られないという。 東電によると、午後2時40分ごろ、遠隔操作のロボットを使って原子炉建屋1階のがれき撤去作業をしていた社員が、主蒸気隔離弁室の扉付近から近くの排水口に水が流れているのを、ロボットのカメラ画像で確認した。 水の流れは幅30センチほどで、流量や流れ始めた時期は分からない。排水口近くの放射線量は毎時約30ミリシーベルトで、1階の他の場所と大きな差はない。 東電は、原子炉格納容器や冷却水を送る配管からの漏れのほか、雨水が流れ込んでいるなどの可能性があるとし、