東京電力福島第1原発の汚染水対策「地下水バイパス計画」をめぐり、地下水の放射性トリチウム濃度が海に放出する際の東電基準値(1リットル当たり1500ベクレル)を超えた専用井戸(12番井戸)1本について、東電は12日夜にくみ上げ再開に踏み切った。今後の水質分析で基準を上回ったとしても、くみ上げは継続する方針だ。東電は「濃度が急上昇した場合は再停止を検討する」と説明するが、判断する際の濃度基準は明示し… [記事全文]
「福島のこと伝える」 避難高校生が米留学へ 米国大使館と非営利公益法人米日カウンシルが7月から展開する被災地の高校生を対象にしたアメリカへの短期留学プログラム。本県からは「被災地復興に役立つ人材」を目指す106人が参加を予定する。楢葉町の矢代悠(はるか)さん(17)もその一人。「日本のこと、福島で起きたことを知ってもらいたい」。現地では浴衣で踊り、日本の伝統文化を紹介したいと意気込み、避難生活を送るいわき市植田町で日本舞踊の稽古に汗を流す毎日だ。 「古くからあるもの、伝統のあるものが好き」。矢代さんは3歳から踊りを始めた。稽古は週1回2時間ほど。踊れば踊るほど奥が深い日本舞踊に夢中になった。中学校を卒業した日。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故が起きた。自宅は警戒区域となり古里を追われた。双葉高を受験していた矢代さんも「入学」か「転校」か選択を迫られた。「自分の意思で受けた高校」と
鹿児島県の伊藤祐一郎知事は13日、「要援護者の避難計画は10キロで十分。30キロまでは現実的ではなく不可能だ」と述べた。県の地域防災計画は、重大事故に備えて、川内原発から30キロ圏内の社会福祉施設や医療機関などが避難計画を策定するよう定めており、矛盾した発言だ。 この日、再稼働反対の署名とともに要援護者の避難計画が未策定のままでの再稼働に反対する要請書が、知事や議会に出された。この点を報道陣に問われた伊藤知事は「10キロまでの計画はきちんと作る。(10キロ~30キロ圏は)時間をかけたら空想的なものは作れるが、実際問題としては、なかなかワークしないでしょう」と発言した。「原子力規制委員会も当分は10キロと言っている」とも述べた。 しかし原子力規制庁は、取材に対し「規制庁としては計画策定の範囲を10キロと指定しているわけではない」としている。
東京電力が経営再建の柱と位置づける火力発電での他社との「包括提携」で、中部電力などに、千葉県の古くなった3カ所の火力発電所の建て替えなどを提案していることが分かった。数千億円に上る巨大プロジェクトが動き出す。東電は、夏にも優先交渉先を絞り、年度内に共同出資会社を作る考えだ。 東電の提案は、東京湾岸にある千葉県の五井、姉崎(ともに市原市)、袖ケ浦(袖ケ浦市)の3カ所を軸にした老朽火力発電所の建て替えだ。3カ所の発電設備の容量の合計は約900万キロワットあり、東電全体の火力発電容量の約2割になる。いずれも運転開始から35年たっており、発電の効率が悪くなっていた。 LNG火力発電所(135万キロワット)の1基あたりの建設費は1500億円以上かかるとの試算もある。自前の資金がない東電は、この敷地を提供するかわりに提携先に建設費用を出してもらう。 この提案は、中部電のほか、関西電力、東京ガス、大阪ガ
check_genpatsu / 原発行政・ニュースチェック [News] 産経新聞|東電、仏電機大手と電力需給調整を実証 来年2月までに最大5万キロワット抑制目指す http://t.co/hzNMdXASIj #genpatsu #原発 at 06/13 00:30
広野町は町内上北迫地区の町有地に除染廃棄物の仮置き場を造成する。12日に開会した6月定例議会の町政報告で遠藤智町長が明らかにした。 仮置き場は町内4カ所目で、面積は約1・3ヘクタール。木の枝など可燃性の廃棄物を搬入する予定だ。近く造成工事に入り、今秋にも運用を開始する。 開会した広野町議会では会期を13日までの2日間と決めた後、遠藤町長が1億6500万円の平成26年度一般会計補正予算など10議案を提出した。 主な補正はJR常磐線広野駅周辺に整備する交流センター建設調査委託費に約2千万円、町内で初の防災備蓄倉庫設計委託費に約780万円など。 議員提案の「議員定数に関する特別委員会設置」案を全会一致で可決した。 町内で建設が計画されている大型商業施設について、遠藤町長は「夏をめどに(全容を)発表できるよう調整を進めている」と述べた。 (2014/06/13 11:42カテゴリー:福島第一原発事
虹は古来、多くの人々を魅了してきた。現代もなお新発見があったことに驚かされる。物質や人体を構成する原子核に虹が存在し、さらに副虹もあることを、大久保茂男・大阪大学核物理研究センター研究員(高知県立大学名誉教授)と平林義治・北海道大学情報基盤センター准教授が精緻な理論計算で明らかにした。原子核研究の新しい手がかりになる発見として、5月8日付の米物理学会誌フィジカルレビューに速報論文を発表した。 地上の虹と似た虹が極微の原子核の世界でも見えることは、米国のゴールドバーグらが1974年に実験で確かめ、大久保さんらが2004年までに、その仕組みと原子核の構造研究での意義を理論的に解明した。この虹は、日本人初のノーベル賞受賞者、湯川秀樹(1907~1981年)が解明した「強い核力」で、原子核への入射ビームの粒子が大きく曲げられる屈折だけで生じる。 通常の虹が水滴での屈折と反射によって生じるのに対して
原子力規制委員会の委員に就任する田中知(さとる)・東京大教授(64)と石渡(いしわたり)明・東北大教授(61)が13日、報道陣の取材に応じ、これまでの規制委の姿勢を踏襲する意向を示した。田中氏は規制委を「十分に科学的技術的な判断に基づいている」と評価。石渡氏も「(退任する地震学者の島崎邦彦委員と)同様にデータに基づき科学的に判断していくことは当然」と話した。 両氏は9月の就任に向け、13日付で規制委参事に就いた。元日本原子力学会長で、原発を推進してきたことが批判された田中氏は「委員として中立性を保つ」と表明。東京電力福島第一原発事故について「あってはならないことを起こした。人と環境を守れなかった。原因を追究し規制に役立てていかなければならない」と反省を述べた。
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