園児と一緒にカレー作りをする避難住民 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で避難生活を送っている高齢者が、食事を通じて幼稚園児と触れ合う「ほっこり・ふれあい食事プロジェクト」は28日、西郷村立西郷幼稚園で開かれた。 日本栄養士会、県栄養士会などの主催で、復興庁の「新しい東北」先導モデル事業の一環。高齢者の孤立化や生活習慣病を防ぐのが狙いで、浪江町や双葉町などから西郷村に避難している住民13人が参加した。園児約60人とともにカレーや、園内で育てた野菜を使ったサラダを作り、一緒に味わった。 富岡町から避難している遠藤ケイ子さん(67)は「子どもたちは孫のようで、触れ合えて楽しい時間だった」と満足した様子だった。 (2015/08/29 12:23カテゴリー:福島第一原発事故)