細田守監督がパンフレットで 『劇場版デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』から『サマーウォーズ』と、ずっとネットを肯定的に描いてきた世界で唯一の監督だと自分で思っています(笑) と仰っていて、令和最大の「こやつめ、ハハハ」って気持ちになった初夏の香が街頭に満つ時期ですが、いかがお過ごしでしょうか。 趣味と性癖全開の路線から、川村元気などのセーブ役を見つけ、趣味と性癖を内包しながらもエンタメ路線へと舵を切り、日本を代表する監督となった新海誠。 一方で『時をかける少女』や『サマーウォーズ』の大ヒットで、宮崎駿の後継者と期待されながらも、奥寺佐渡子脚本から監督自身が脚本に手を入れるようになり、『バケモノの子』や『未来のミライ』とパーソナルで独特の倫理観、雑さが目立つようになり、夏休み映画として予算とか人員を貰いながらもエンタメで終わらない自由な作品を作るようになった現代の海賊王こと細田