様々な場で、教育について議論し、考えさせられる機会が続いている。といっても、教育関係者と教育問題を語るというのではなく、ビジネスや行政のリーダーの方々と「これからの日本のあり方」について議論する中で、結果として、教育について多くの時間を割くというパターンだ。 先週も、早稲田大学主催の「第一回CEOラウンドテーブル(早稲田会議)」という催しに参加し、論客ぞろいの経営者の方々と議論させていただいてきた。この場でも教育に関する論点に相当の時間が費やされた。「日本のあり方」についての種々の議論の場で、毎回同じようなことが起こり、「理系離れへの対応」から「観光立国を担う人材育成」に至るまで、実に多種多様な教育改革の話題が出てくる。 こういった議論を通じて、私自身は教育について、(あくまで「日本のあり方」を考えるという文脈でだが)我々自身が「2つの信念」を持てるようになるかどうかが、最重要の視点だと考