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ブックマーク / geopoli.exblog.jp (11)

  • 将軍がアイビーリーグで教える? | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は雲が多かったのですが、それでもなんとか晴れました。上着がいらない初夏の陽気です。 ますます脚光を浴びる「オフショア・バランシング」の理論についてここに簡単にまとめるつもりだったのですが、面白い記事があったのでとりあえずこっちを先にご紹介します。 それにしても最近はNYタイムズをはじめとする新聞が電子版で課金を始めたために、満足にリンク先を貼ることができません。あしからず。 ===== アイビーリーグの四つ星高級将校 ●最近、イエール大学では、ある夜のクラスが大盛況だった。 ●スタンレー・マクリスタル元将軍は、北アイルランドや南アフリカの紛争について、自分の昔話を交えながら二時間にわたって刺激的な授業を教えていた。 ●その前のクラスでは、彼はピッグ湾事件やベトナム戦争、それに自身がアフガニスタンでの米軍のトップだった時にローリングストーン誌の記事のおかげで解任されたいきさつな

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    chiko
    chiko 2012/05/15
  • 名著で学ぶ戦争論+10:その1 | 地政学を英国で学んだ

    今日の甲州は蒸し暑いながらもけっこう雨が降りまして、午後にはようやく少し上がったくらいでした。 夕方にテレビを見ていたら高校時代に一度バンドを組んだこともある同じ学校の同級生が「気象予報士」としてテレビで天気予報をやっていてビックリ。 彼はその当時から「地味なイケメン」として有名だったんですが、まさかお天気のお兄さんになっているとは知りませんでした(笑 さて、コメント欄で質問(というか要望)があったのでそれにお答えします。 いくつか前のエントリーでご紹介させていただいた『名著で学ぶ戦争論』ですが、私個人的には「これを入れてもらいたかった」という名著がいくつかあります。 もちろんそれらのいくつかはすでにブログの右側でご紹介させていただいているのですが(しかも部分的にはけっこうかぶっているものもありますが)、それ以外にもいくつかあるのでここで簡単に10冊ほど余計に私個人の好みのリストを追加さ

    名著で学ぶ戦争論+10:その1 | 地政学を英国で学んだ
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    chiko 2009/07/08
  • 中国の歴史観を批判するNYタイムズ | 地政学を英国で学んだ

    なかなか面白い論説記事が数日前のヘラルドトリビューン紙に載っておりました。 内容を簡単に言うと、麻生首相が先日靖国神社に「真榊(まさかき)」を奉納したことを中国が激怒したというニュースについて、NYタイムズ傘下のヘラルドトリビューン紙が論説記事で噛み付いたというものです。 一見すると、まるでNYタイムズが日を擁護するような内容に見えますが、実はもっと深い事情があります(笑 === EDITORIAL China Can’t Have It Both Ways (中略) Mr. Aso, a pugnacious nationalist, revived the controversy on Tuesday by offering the Shinto shrine a potted plant. Mr. Aso’s spokesmen insisted that this was not

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    chiko 2009/05/06
  • 動き出す中国海軍 | 地政学を英国で学んだ

    きましたね。これは地政学的にけっこう大きなニュースです。 === Beijing sends patrol ship to South China Sea BEIJING (AFP) — China has dispatched its most modern patrol ship to the South China Sea, state press said Sunday, after an incident with a US naval vessel and a fresh claim by the Philippines to the disputed territory. The Beijing News said the vessel would conduct patrols of what it called China's exclusive maritime zon

    動き出す中国海軍 | 地政学を英国で学んだ
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    chiko 2009/03/16
  • 地政学を英国で学ぶ : 地政学の三位一体:まとめ

    ↑リアリズムと地政学↑ イギリスでの留学生活を実況生中継。今日のイギリス南部はよく晴れましたが、昨夜は雪が降ったみたいで少し積もっておりました。もうこっちは完全に冬です。 数日中に日に帰国しますので、とりあえず定期的な書き込みはしばらくの間はこのエントリーで最後になろうかと思います。どうかご了承下さい。 もちろん何か面白い情報や米大統領選挙、そして講演会などのお知らせなどは、随時更新させていただくつもりです。今後ともよろしくお願いします。 === さて、シリアに対するアメリカの越境爆撃があったり、パキスタンやアフガニスタンが地震や軍事紛争で動乱していたり、または「北のジョン」の健康不安など、地政学的にも注目すべき状況が続いておりますが、とりあえずここで地政学の三位一体について簡単にまとめてみたいと思います。 何度も言うようですが、この三位一体とは 「地理」「テクノロジー」「歴史」 という

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    chiko 2008/11/01
  • 地政学を英国で学ぶ : Jカーブ:中国の場合

    ↑リアリズムと地政学↑ イギリスでの留学生活を実況生中継。今日のイギリス南部はまたキレイに晴れました。気温も上がって冬から秋に少しだけ戻った感じです。 それにしても株の暴落が止まらないですね。 1929年の時はウォール街でもビルから飛び降りる自殺者が続出したとかありましたが、アメリカ国内でもさっそく色々なやばいニュースが出てきてます。 ただしこのブログを見ている方々はみなさん最強の運を持っているばかりだと思うので(笑)このような「一時的」な現象に自分の身を合わせることなく、むしろこんな時代に生まれてこういう経験をできることをワクワクしながら過ごされるものと信じております。 === そういえば一つ書き忘れていたことがあります。 「横綱」の人はどんな困難(と思えるようなこと)が来ても「困らず」に、「これは学んでいるだ」と考える、ということを以前書きましたが、彼らは困難が発生した時に「学んでいる

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    chiko 2008/10/12
  • 地政学を英国で学ぶ : マケイン陣営ピンチ/米陸軍のディベート

    ↑国際関係のヒント満載↑ イギリスでの留学生活を実況生中継。今日のイギリス南部はまたまたよく晴れまして、スッキリとした秋空でした。さすがに秋分をすぎると七時でもすでに暗くなってきます。 「米パ紛争」が起こったり、小泉首相が政界引退したり、中国が宇宙船発射したり、米議会が緊急援助法案に合意しなかったりと、色々な事件が同時多発的に起こっている毎日ですが、今日は最初に米共和党の大統領候補であるマケインに関するネタから。 先週から始まった経済危機のおかげで、マケイン陣営の支持率が一気に降下してきたのですが、とくにまずかったのは、彼がたった今行われている候補者討論会を「金融救済問題でワシントンに行くから」といって延期を申し出たことですね。 これについて「敵前逃亡か?」という批判が出たのは当然なんですが、それよりもまずいのは「ストレートトーク」(率直な物言い)をトレードマークにしているマケインが、報道

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    chiko 2008/09/27
  • 地政学を英国で学ぶ : 黒海周辺の地政学的状況を表した地図

    ↑リアリズムと地政学↑ イギリスでの留学生活を実況生中継。今日のイギリス南部は一日中雨でした。気温も下がって昨日とはうってかわってすっかり秋の気配。 今日は時間もないので、ネットでみつけてきた地図をいくつか張り付けておきます。 グルジア紛争と黒海周辺の状況がこれでなんとかおわかりいただけるのでは。

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    chiko 2008/09/05
  • 地政学を英国で学ぶ : 黒海でのにらみ合い

    ↑リアリズムと地政学↑ イギリスでの留学生活を実況生中継。今日のイギリス南部はなんとか雨も降らずに晴れ間も見えて過ごしやすい一日でした。昼間はまだなんとか夏っぽい感じです。 さて、黒海の情勢が緊迫しております。 日や欧米ではロシア大統領が南オセチアとアブハジアの独立を承認したことがトップ扱いで、さっそく西側諸国から非難轟々ですが、とりあえずロシアはこの二つの自治州を当分の間は吸収合併はしないと言っているようです。ホントでしょうか。 それよりも純粋に軍事的な意味で黒海情勢があわや一触即発か、という状態になっております。 もちろん一番の原因はアメリカ第六艦隊(イタリアのナポリが母港)のアーレイ・バーク級のミサイル駆逐艦「マクファウル」が、80パレット55トン分の人道支援物資を、24日の日曜日にグルジアの南側の港バトゥーミに34トン分だけ搬入したことです。 ところが実は現在、この船がなんとロシ

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    chiko 2008/08/27
  • 地政学を英国で学ぶ : シーパワーの効用

    ↑リアリズムと地政学↑ イギリスでの留学生活を実況生中継。今日のイギリス南部は久々に曇りだけの一日。なんともイギリスらしいのですが、それでもそれほど気温は下がりませんでした。 さて、論文を書く合間に色々とグルジア問題を追いかけているのですが、まず気になったことだけポイントフォームで列記してみます。 1、BTCパイプラインの再開:BPはクルドゲリラと見られる組織に爆破されて停止していたトルコ側への原油の送油を開始したそうです。意外と早かったですね。ところがトビリシから先に伸びるバクー=スプサはまだ止まったまま。 2、「NATOは迷惑」論が台頭:これはリアリスト的な議論が強まっていることと関連してますが、サーカシビリの判断のあやまりを指摘する論調が多くなってきたおかげもあり、NATOはとりあえず東欧だけで満足せよという議論が(ネオコン側からも)けっこう出てきております。 けっこう多いのが、「E

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    chiko 2008/08/26
  • 地政学を英国で学ぶ : グルジア紛争で使われる「議論」

    ↑リアリズムと地政学↑ イギリスでの留学生活を実況生中継。今日のイギリス南部はそれなりに晴れまして、気温もけっこう上がりました。朝夕は寒いのですが、日中のモールの中は暑くて半袖です。 さて、今日の午前中はこのグルジア紛争に関するものをたまったニュースの中から選んで読んでいたのですが、色々と面白いことがわかりました。 しかしみなさんもご存知のように今回の紛争では様々な事情が入り組んでおりますので、スッキリと理解するためにもどのような議論(ディスコース)によって対立点があるのかということを整理してみようと思います。まずは順番にそれぞれ挙げてみると・・・ ●グルジアの支援が足りない派 vs 支援はやめとけ派 という議論による構造がありますね。前者はネオコンが中心なのですが、実はクリントン政権のビジネス系のリベラルたちかなり関わっており、一概に「ネオコンの仕業だ」と言い切れないところがあります。後

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    chiko 2008/08/17
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