井上理 日経ビジネス記者 1999年慶応義塾大学総合政策学部卒業、日経BPに入社。以来、ネット革命などIT業界やゲーム業界の動向を中心に取材。日本経済新聞への出向を経て2014年4月より日経ビジネスの電機・ITグループ この著者の記事を見る
![大日本印刷がブックオフに出資した理由(前編):日経ビジネスオンライン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/05f492a9ba706b05ca8fd61b1840b099fb59fdc9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbusiness.nikkeibp.co.jp%2Fimages%2Fn%2Fnbo%2F2011%2Fcommon%2Fnbologo_ogimage.png)
■東京ガールズコレクション girlswalker.com(ガールズウォーカー)の5周年記念として2005年8月に開催してから年2回開催している、史上最大級のファッションフェスタ。話題のブランドと人気モデルが集結して最新ファッションを披露。ショーのみならず、注目アーティストによる音楽ライブや、チャリティーオークションなども展開、また、人気モデルを輩出するミスコンテスト「ミスTGC」も隔回で開催している。近年では毎回延べ約2万人以上を動員する、10代後半から20代を中心に絶大な人気を誇るイベント。出演モデルが着用している人気ブランドのコーディネートをその場で携帯電話から購入できるeコマース連動型のパイオニア。 ■girlswalker.com(ガールズウォーカー) 2000年6月からスタートした国内最大級の女性ネットファッションメディア。ファッショントレンド情報、ショッピング、検索、占い、
「ニコニコ動画」で、気に入った動画や投稿した動画を、有料ポイントを使って宣伝できる機能「ニコニ広告」がこのほどスタートした。有料の「ニコニコポイント」を使い、宣伝したい動画を検索結果ページなどで目立たせることができる。 「“御三家”以外の動画を目立たせたくて」と、ニワンゴ取締役の西村博之(ひろゆき)氏は狙いを語る。御三家とは、「THE IDOLM@STER」「東方Project」と、初音ミクなどの「VOCALOID」。ニコ動のヘビーユーザーに人気で、通常のランキングではこれらが上位を独占する傾向にある。 だがこれらは、ゲームやアニメ系に興味がない一般の人が楽しめるコンテンツではない。ユーザー増に向けて「一般化」を目指しているニコ動にとって、御三家ファン以外でも楽しめる“入り口”作りが課題だった。 ニコニ広告を使えば、これまで御三家の影に隠れて目立たなかった面白動画を、検索やランキングなどで
イベントパークや復刻商品など、毎年なにかしらのヒットを生み出し、底力を感じさせる昭和ブーム。今年も『東京タワー』や『ALWAYS 続・三丁目の夕日』などノスタルジックな映画やドラマがヒットした。そんな中、雑誌分野で注目なのが、9月25日に創刊されたデアゴスティーニ・ジャパンの分冊マガジンシリーズ『週刊 昭和タイムズ』。1926年12月25日から1989年1月7日まで、日本の元号の中で最も長い「昭和」の64年間を、1年1冊ずつ計64冊に分けて販売する。 創刊号は、東京オリンピック開催の昭和39年。特価190円という安さも手伝い、総部数44万部のヒットを記録した。昭和がテーマだけに団塊の世代が読者の中心と予測できるが、それにしてもすごい数字だ。ヒットの秘密と手応えをデアゴスティーニ・ジャパンのマーケティング部広報担当マネージャー、遠田尚美さんと、昭和タイムズを担当するマーケティング部プロダクト
“ナレッジ・フォー・ライフ”のスローガンのもと 人々の心に潤いと喜びを与えるパートワーク 消費不況、出版不況と呼ばれる中で、確実に売上を伸ばしているデアゴスティーニのパートワーク・シリーズ。88年の日本マーケット参入(デアゴスティーニ・ジャパン設立は95年)以来、数多くのタイトル(それぞれ60~100号までシリーズ化)が刊行されている。分冊とはいわず、パートワークとしてブランド戦略を図り、また発売時の集中したテレビCMや書店での店頭展開、1号目の低価格戦略で、いずれも大ヒットを記録している。最近は、『ゴールデン・ポップス』や『美空ひばり こころの歌』『青春のうた』などの音楽シリーズも本格的にスタートしたデアゴスティーニ・ジャパン谷氏に顧客のニーズを捉えるマーケティングの秘訣を聞いた。 「消費者のホンネを商品にダイレクトに反映させる」 ――イタリアを拠点にし、創立100年以上の歴史
産経新聞の朝刊全紙をそのままのレイアウトで無料で読めるiPhone/iPod touchアプリが12月12日に公開され、大きな反響を呼んでいる。公開翌日には、「App Store」の無料アプリの人気ランキングでトップに。「予想以上の反響だ」――産経デジタル取締役の近藤哲司さんは驚きを隠さない。 産経グループは15年前から電子新聞サービスを手掛けてきたが、「MSN産経」「iza!」など無料のWeb媒体以外はどれも成功しなかった。「何回もやめた方がいいと言われたことがある」。赤字も累積していた。 それでも「挑戦しなければ」とiPhone版に取り組み、思い切って無料で出したものの、今回も「静かにユーザーに流されてしまうだろう」と思っていた。それだけに反響は予想外。失敗続きで「自信をなくしていた」が、手応えを感じている。 失敗続きの電子新聞 やめない理由とは 電子新聞サービスは試行錯誤の連続だった
確立されたブランディング力のある紙媒体を発行する阪急コミュニケーションズが満を持して女性ファッション誌『フィガロジャポン』をウェブ化させた!出版社がウェブの世界で新しいビジネスモデルを見出す手法とは?「madamefigaro.jp」は出版社が作り出すウェブの革命になるのかに迫る!
2007年に市場規模が1000億円を超え、モバイルコンテンツ市場の中で最も大きな存在となった「着うた」。携帯電話から気軽に音楽が購入でき、着信音や目覚まし音などに使えることから、若者を中心に大きな支持を得ている。 この着うたというサービスは、実はPC向け音楽配信で苦渋をなめた国内音楽業界の、起死回生の一手だった。今からちょうど6年前の2002年12月3日、着うたサービスは産声を上げた。 「このままでは仕事がなくなると思った」 着うたの歴史を振り返るには、その前にあったPC向け音楽配信の歴史を紐解く必要がある。日本で最初に大手レコード会社が有料の音楽配信サービスを始めたのは、1999年12月20日に開始したソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)の「bitmusic」だった(bitmusicはその後、2007年7月に終了)。 当時、SMEで音楽配信の担当者をしていた今野敏博氏は、「『
「ページビューに頼らないWebメディアを作る」――R25.jp刷新の狙い:口コミを信頼できる情報に変える(1/2 ページ) 「R25.jp」は、読者から投稿を募り、それを記事にして公開する“対話型のメディア”に生まれ変わった。その根底には「何度もサイトに来てくれるコアな読者を増やし、ページビューに依存しない新たな広告価値を作り出す」という新たなメディアの方向性が見え隠れしている。 フリーペーパー「R25」と連動する情報サイト「R25.jp」が11月17日にリニューアルした。読者が不思議に思うテーマを投稿し、編集部が企画として記事にする、いわゆる“対話型”のメディアに生まれ変わった。 R25.jpは1月10日にも刷新している。Flashを活用したコンテンツを豊富に取り入れ、エンターテインメント色を前面に打ち出したWebサイトだったが、1年足らずで内容やサイトのデザインを大幅に変えた。その根底
ヨーロッパやアメリカをはじめ、様々な国でも人気の高い無印良品。用の美を追求したシンプルなプロダクトはもはや説明不要であろう。その無印良品が、グローバルサイトをオープン。内容は無印良品との未来と題された説得力のあるテキストと、美しいビジュアルで交互に見せていくシンプルな構成になっている。今、なぜフィロソフィーを世界へ打ち出したのか?からインターラクティブへの取り組みまで、良品計画の大西さん、山田さん、ムジ・ネットの川名さんにお話を聞いた。 (写真左) 株式会社良品計画 大西克史さん:おおにし・かつしさん 宣伝販促室 室長 2008年3月までロンドンに4年間駐在後、現職 (写真中央) ムジ・ネット株式会社 川名常海さん:かわな・つねみさん web担当課長 無印良品のブランドサイト「MUJI.net」全体の制作クリエイティブの統括、企画立案、分析・調査を
「得体の知れないものになった」――イラストSNS「pixiv」の急成長ぶりを見て、運営元クルークの片桐孝憲社長はこんな感慨をもらす。pixivに参加し、自ら楽しみ方を作り上げていくユーザーのパワーに圧倒されているという。「『こうしたい』と運営側が思ってもコントロールできない」 昨年9月のオープンから約1年で、月間ページビュー3億、会員数30万を突破した。今年3月に10万ユーザーを突破した時は「ネットの世界にこんなにイラストがあるのか」と驚いていたが、半年でさらに3倍に増えた。 pixiv開発者の上谷隆宏さんは「ユーザーが多すぎて実感がわかない」と、ピンとこない様子。サーバ担当のエンジニア・店本哲也さんも「3億PVをさばいている実感はない」というのが素直な感想で、「サイトの雰囲気や楽しさは開設当初と変わらない」と話す。 3人とも、1年間ほとんど休みなく働き続け、サイトの運営やインフラ増強に追
ケータイのヘビーユーザーは、若年層に多い。パケット定額制の契約率は10~20代が非常に高く、デコメや着うた、ケータイSNSなどのブームも、常にこの層が作り出している。最近では、PCを使わない若者をターゲットにした、「au BOX」のような商品も開発されているほどで、キャリアやメーカーも、若年層の取り込みに必死だ。 こうした事実は、統計データや報道発表を見れば、ある程度は把握できる。だが、それだけでは、若者たちのケータイに対する“感覚”までは、なかなか分からない。そこで、ケータイに中高生の頃から親しんでいる、東京都内の学生5人に集まってもらい、座談会を開催した。掲載した声だけで全体像を判断するのは早計だが、“若年層特有のケータイ事情”の一端に触れることはできるはずだ。 ■ キャリアや端末選びのポイント ――まず、皆さんが使っているケータイやキャリアを教えてください。その機種や会社を選んだ理由
Air Semiconductor 共同創設者兼最高技術責任者(CTO)のデービッド・テスタ氏(左)、共同創設者兼最高経営責任者(CEO)のスティーヴン・グレアム氏。中央がGPSチップ「Airwave 1」 携帯電話へのGPS搭載が一般的になってきた。もはや、エントリーモデルでもGPSが標準機能になろうとしている。 しかし、デジタルカメラやそのほかのモバイル機器においては、それほど普及していないのが現状だ。そんな状況下で、デジタルカメラや携帯電話向けを中心に瞬時に位置情報を取得できるよう、新たな技術を開発したのが英Air Semiconductorという会社だ。 Air Semiconductorは2006年5月に設立されたばかりのベンチャー企業。創業者のスティーブン・グレアム氏は「設立した約2年前から位置情報技術がこれから重要になると見ていた。我々が差別化すれば、まだ他社に勝てるという自
『MarkeZine』が主催するマーケティング・イベント『MarkeZine Day』『MarkeZine Academy』『MarkeZine プレミアムセミナー』の 最新情報をはじめ、様々なイベント情報をまとめてご紹介します。 MarkeZine Day
ミクシィが自社サービス「mixi」を外部パートナーと共同で構築していく仕組み「mixi Platform」を発表した。第1弾は認証サービス「mixi OpenID」だ。 mixi OpenIDを活用することで、「写真共有サイトにアップロードした写真をmixi内の友人(マイミクシィ)だけに公開する」「ブログのコメントをマイミクシィ限定で許可する」「ウェブカレンダーの閲覧をmixiに設置した同期入社社員コミュニティのメンバーに限定する」といったことが実現できるようになる。 すでにシックス・アパートやスプラシア、フリップクリップなどの企業がmixi OpenIDのサポートを表明している。シックス・アパートは早くもブログソフトウェア「Movable Type」のプラグインを公開し、マイミクシィだけがブログにコメントを残せるアクセス制限機能を実現した。 国内最大のソーシャルネットワーキングサービス(
「こんなお化けサイトになるとは思っていなかった」――「発言小町」運営に長く関わってきた読売新聞グループ本社社長室知的財産担当の川内友明さんは言う。 発言小町は、YOMIURI ONLINE(YOL)内の女性向けサイト「大手小町」内にある掲示板コーナー。質問や相談を匿名で投稿したり、投稿に対してレスを付けたりすることができる。 投稿は、ちょっとした質問から恋愛相談や嫁姑の悩み、子育ての悩み、日ごろの愚痴など多種多様だ。「麦茶に何を入れますか?」「夫が本気の不倫……私はやり直したい」「何を作っても美味しいと言わない義理の両親」――匿名で投稿される質問や悩みごとに、匿名の読者から回答が寄せられる。 すべての投稿を編集部でチェック。誹謗中傷や読者を傷つけるような投稿は掲載を拒否したり、編集してから掲載する。1日の投稿数は約3000件。ページビュー(PV)は非公開だが、月間1億PVという大手小町の大
GPSや基地局で位置情報を把握できるのは、ケータイならではの“強み”だと言われている。だが、この強みを生かしたサービスやコンテンツは、決して多くない。地図やナビゲーション以外の分野は、まだまだ未開拓だ。サイバーマップ・ジャパンが提供する「ケータイ国盗り合戦」は、こうした状況に風穴を開ける可能性を秘めている。熱心なファンを生み出し、会員数も急増している「ケータイ国盗り合戦」の裏側を、同社に聞いた。 ■ 位置情報を元に「国盗り」をリアルで行う新感覚のゲーム ケータイ国盗り合戦 ケータイ国盗り合戦は、ゲームとコミュティが一体となったコンテンツ。さまざまな「国」が用意されており、「国盗りボタン」を押して領土を広げていくだけと、遊び方はいたってシンプルだ。ただし、国は実際の位置情報と紐づいており、全国制覇するためには、本当に日本全国を回らなければならない。ゲームとはいえ、あくまでもリアルな行動が必要
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