熊本県の阿蘇中岳第1火口で起きた噴火は、25日(2014年11月)の小規模噴火のあと、26日には火山灰を含んだ噴煙が火口から最大1000メートルまで達し、福岡管区気象台によると、19年ぶりに噴石が確認され、火口では赤い火炎も認められた。降灰は火口東側へ約40キロの広い範囲で広がっている。 井上貴博アナ「専門家は8月の噴火以降明らかに勢いは増していると見ています」 平成に入って日本列島変動期 鹿児島大大学院理工学研究科の井村隆介准教授はこう解説する。「温度が上ると赤く赤熱します。かなり温度の高いものが下から上がってきているのでしょう。マグマが直接出ているか、浅いところまで上がっていると思います」 GPSなどを使った観測では、山の一部が膨らんでいるのが確認されており、マグマの動きが活発化していると見られる。ただ、今後の動きについては、井村准教授は「爆発的な噴火よりも火口内で火山弾が飛び交うよう