通販大手のアマゾンから身に覚えのない商品が代引きで届く-。どう考えても怪しいが、同居家族が注文したと思って支払ってしまうケースがあるという。実際、不審な代引き配達に関する国民生活センターへの相談件数は5年前の2・5倍近くまで増加。それにしても、送り主の狙いは何なのか。 5年で相談2.5倍に《頼んでないものが代引で届き、家の者が払ってしまいました》。今夏、X(旧ツイッター)に投稿された報告だ。同様の投稿は平成30年ごろから散見され、戸惑う人が相次いでいるという。 国民生活センターによると、代引き配達を利用した「送り付け事案」に関する相談件数は29年度は362件だったが、令和4年度は2・5倍近くの899件に。今年度は8月までの5カ月ですでに481件(前年度同期比233件増)に上っている。 アマゾンで商品を注文する際は、送付先として他人の住所を選択できる。その場合も、代金引換での支払い方法が選択