パラメトロン計算機
前回のブログ「四面体の体積」に名称だけ出てきたHeronの式というのがある. 三角形の3辺の長さをそれぞれa, b, cとし, (a+b+c)/2をSとすると, その三角形の 面積は√S(S-a)(S-b)(S-c)というのである. たとえば, 辺の長さが3,4,5のPythagoras三角形ではS=6だから, 平方根号の中は 6×3×2×1=36で, 面積は6だ. 右の図, 1辺が2の正三角形では, S=3で, 根号内は3×1×1×1=3で, 面積は√3である. Heronの式を覚えた時, これが正しいという証明を見たかどうかは分らない. 勿論, Sの次元は長さ, S-a,S-b,S-cも長さなので, 根号内の次元は長さの4乗; 開平すると 2乗になり, つまり面積だ. そういえば, 前回のブログにあった, 四面体の体積を6本の 辺の長さから求める式も体積の次元になっている. あたりまえ
Wada, Eiiti
(わだ えいいち Eiiti Wada)) IIJイノベーションインスティテュート 技術研究所 研究顧問 東京大学 名誉教授 工学博士 〒101-0051 千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング phone (03)5205-6464 fax (03)5205-6451 和田研フォント → http://gps.tanaka.ecc.u-tokyo.ac.jp/wadalabfont/ Happy Hacking Keyboard → http://www.pfu.co.jp/HHkeyboard/ 計算機プログラムの構造と解釈 → http://sicp.iijlab.net/ パラメトロン計算機PC-1 → http://www.iijlab.net/~ew/pc1/ パラメトロンアーカイブス → http://parametronarchives.iijlab.net
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