「わたしたちのウェルビーイングをつくりあうために」は、滋味深い本でした。病気など「悪い状態」は目に見えやすい。けど反対に、幸福な状態=ウェルビーイングとはどういう状態か、答えられる人はどれくらいいるだろう。本書は、テクノロジー、インターネット、コミュニティ、風土など、いろんな視点から「自分にとってウェルビーイングとは何か」を考えられる構成になっている。中でも、「苦労を取り戻す」という考え方が、自分にとってはヒントになりました。渡邊淳司さん、ドミニク・チェンさん監修。 ゴミを自分で拾えないゴミ拾いロボット真ん中らへんの117ページに「ゴミ箱ロボット」というものが登場します。知能工学研究者の岡田美智男さんのチームが開発したのですが、このロボットはゴミ拾いを目的としているのに、自らゴミを拾うアームがない。ゴミを拾えないゴミ拾いロボット。岡田さんが言うには「弱いロボット」です。 ゴミ箱ロボットがで
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