安全輸送や乗客サービスの向上を目的に、JR西日本は北陸新幹線の開業に合わせて全乗務員にiPadを配布した 2015年3月14日に長野~金沢・富山間が開業した北陸新幹線が好調だ。東京と金沢が乗り換え不要で最速2時間28分でつながったことで、空港から金沢市内までバスで40分ほどかかる小松空港経由の航空便や、上越新幹線と特急列車を併用する鉄路と比べて、首都圏からのアクセス性や所要時間が向上。開業から3カ月が経過した現在も、観光利用やビジネス利用で高い乗車率を維持しているという。 北陸新幹線は、東京~上越妙高間をJR東日本が、上越妙高~金沢間をJR西日本が管轄している。管轄路線がすべて新規開業となるJR西日本では、開業と同時にすべての乗務員にアップルのiPadを携帯させ、運行業務や乗客対応にフル活用しているという。iPadがもたらす新幹線のIT化は、安定輸送や乗客サービスの向上にどのように役立って