![http://m.jp.techcrunch.com/archives/20130311aws-just-made-it-a-whole-lot-easier-for-anyone-to-create-a-virtual-private-cloud-showing-again-how-enterprise-tech-is-obsolete/](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8b06284d8bdc2775056601fb7378dc74a909a9e8/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ftctechcrunch2011.files.wordpress.com%2F2012%2F12%2Famazon-web-services-copie.jpeg%3Fw%3D300%26resize%3D1024%252C1024)
残念なソフトウェア開発の現場は、沈みかけの巨大な船に乗った航海に似ている。 船底の穴からの浸水を必死でかき出しながら、どうにか進んで行く。そういう航海だ。 船のどこにどれだけ浸水箇所があるのかは分からない。 ある穴を塞ごうと船底に板を打ち付けたら、 それによって別の場所に新しい穴を空けてしまったりする。 船の構造はあまりに複雑で、膨大な部品の間にどんな依存関係や相互作用があるのか、 誰も完全には把握していない。 それは、はるか昔に組み立てられた太古の船で、 構造把握の手掛かりは、代々伝わる不十分で不正確な古文書だけなのだ。 新任の船員は、出た水に対してとにかく手当たり次第に対処した。 どんな物でも使い、徹夜で穴を塞いで回った。 ひたすら大きな声で号令を出し、 いかに早く穴を塞ぐかが、船員の間で競われた。 何人もの船員が過労と心労で倒れ、 航跡には水葬者が点々と残された。 船員たちが経験を積
[居酒屋。サラリーマン風の男がグラスを片手にくだを巻いている。] もうさ、システムエンジニアなんて免許制にしちまえよ。 こんな複雑で難しい仕事、ロクにソフトウェア工学も修めてないトーシロがやろうってのが間違いなのよ。いやおれも含めての話よ? 何か開発でポカやるじゃん。 ポカやったら、レビューが足りなかったとかさ、チェックが甘いとかさ、なるじゃん。 でもって、誰でもできるようにチェックリスト作ろうとか、手順書作ろうとかって話になるじゃんね。 違うんだよ。 例えばさ、医者の診察考えてみ?あれってチェックリストがあれば誰でもできるの?違うでしょ? 6年間も大学通ってさ、人のからだの仕組みを隅から隅まで全部勉強して、国家試験パスして、研修医として経験積んで、それでようやく診察できるようになるわけでしょ。 今のIT業界、それもほんとに能力ある人が集まらない、底辺のIT業界って、 医者が足りない、でも
ジェネシックス 冨田憲二 氏登場です 編集チョのmaskinこと増田真樹です。 新生TechWave誕生に向け、少しずつ進化を続ける毎日です。本日は、VOYAGE GROUPの子会社 ジェネシックス取締役の冨田憲二さんです。以前、TechCrunchDisruptのレポートでご協力いただきました。 「踊る大捜査線 THE MOVIE3 」でTVダブルスクリーン試聴施策をいちはやく展開するなど多様な企画で注目を浴びています。 彼の市場を読み取る目、そしてそれを開発プロセスに落し込む手腕と判断力には定評があると思います。何より何もないところに価値を生み出す感性がすばらしい。ということで、新生TechWaveのメイン寄稿者として今後も活躍して頂きたいと思います。 さて、今回は、すでに「公開されているスライドを補足説明する」という、ちょっと特殊なスタイルでお届けします。先にスライドを確認してから読
今まで漠然と安全と信じていたものが、実は思ったほど安全ではなかった、という事実に直面すると、人は軽い虚脱感を覚えるようだ。相次ぐオンラインバンキング詐欺の手口を取材し、私はそんな感覚を何度も感じた。SSL通信、乱数表、ワンタイムパスワード…オンラインバンキングを支えるセキュリティ技術は、意外なほど脆弱だった。世界で頻発するオンラインバンキング詐欺の実態と、金融機関の対抗策を考えてみたい(関連記事:【動かないコンピュータ】[世界の金融機関]国内3銀行で不正送金420万円、欧米では2000億円の被害)。 「SSL通信だから安全、と考えるのは危険です」。あるセキュリティベンダーへの取材で、HTTPSスキームによるSSL暗号通信の弱点について解説を受けたとき、私は自己嫌悪にも近い感覚に襲われた。「当サイトは、SSL通信を利用しているので安心です」といった売り文句を、大した根拠もなく盲信していた自分
新卒採用のイベントで『知的ヘンタイ六番勝負』というのをやっていまして、その『第三戦 大規模インフラ・解析勉強会』にてインフラについて話してよ、と人事オファーをいただきまして発表した次第でございます。 エンジニア志望とはいえ、不特定多数の人間に対してインフラの話と一口で言われても、誰が何をどれくらい理解してるのかわからないので厳しい案件ではありましたが、せっかく来ていただくので真面目に張り切った結果、質疑応答含めて1時間弱に渡る発表+風邪でノドが潰れた資料がこちらになります。 補足 新卒の方々に向けて これまで新卒の人に関わる機会がなく、インフラについてどの程度理解があるのか全くの不明でしたが、思っていたより勉強しているなという感触と、良いエンジニアになれそうな匂いを発している野郎も結構多かったな、という印象でした。 資料でも触れてますが、WEBエンジニアを目指した時に、何を武器に何エンジニ
ソフトウエアは、いわゆる「IT化」によって人々の生活を便利にし、業務を効率化することに貢献してきました。しかしその一方で、ソフトウエア開発自体はIT化が進まず、人の力に頼って泥臭く仕事をする状態が続いてきました。 そのような状況を打破しようと、ソフトウエア開発の現場にも自動化の波がようやくやってきました。中でも、ソフトウエアテストの自動化が注目を集めています。 テストは、単調で地道な作業をコツコツとこなさなければいけないため、自動化の実現が最も望まれる領域でした。そのため、多くのテストツールベンダーがツールを提供したり、オープンソースのツールが開発されたりしています。 テストツールの導入ガイドや知識体系ガイドが公開 テストツールを導入してテストの自動化を進める上で、必要な知識やノウハウに関する情報も充実してきました。最近の二つの活動を紹介しましょう。 NPO法人ASTER(ソフトウェアテス
BIから得たい収益向上の鍵を、BI導入前に求められるという矛盾 社内に蓄積される膨大なデータを、いかに企業経営に生かしていくか――昨今、この命題を受けてビジネスインテリジェンス(以下、BI)があらためて見直されている。だが現実には多くの企業がデータの分析にMicrosoft Excel(以下、Excel)を使っている。 TechTargetジャパンが2012年9月に会員読者を対象に行った「中堅・中小企業のBI導入意向に関するアンケート調査」でも、全体(N=198)の81.3%が「分析・データ活用業務にExcelを利用している」と回答。しかし「Excelでデータ分析する際の不満や課題」として、「データ量が多くなるとパフォーマンスが悪い」「リポートを作るまでに時間がかかる」などの声も上位に並んだ。 なぜ企業はこれらの不満を抱えながらも、Excelを使った分析を続けているのだろうか? その背景に
仮想環境ではゲストOSとネットワークに無数の脆弱性が存在する。ハイパーバイザー攻撃の成功を許せば、壊滅的な結果を招きかねない。ただし、適切な計画を立ててデータ保護の強化を図れば、仮想環境とハイパーバイザーの脆弱性を最小限に抑えることが可能だ。 セキュリティ対策は事後に追加するよりも、システム(OSやハイパーバイザーなど)に組み込んだ方がいいという点で、ほとんどのセキュリティ専門家の見解は一致する。だが、多くの主要なハイパーバイザーが設計された当初は、ハイパーバイザーにセキュリティ対策を組み込むのは難しかった。サーバやストレージ、ネットワークといった仮想化の機能が十分に実現されているわけではなかったからだ。例えば、「VMware vMotion」のようなモビリティツールは、2001年にVMware ESX 1.0が登場してから2~3年後にリリースされた。この間にソフトウェアスタックの規模と複
「私物モバイルデバイスの業務利用は、日本が最も遅れている」という調査結果をジュニパーネットワークスが発表した。私物デバイスを業務に利用している比率は、世界全体で56%だが、日本では33%と約半分だという(関連記事)。 半分なのは事実だとして、「遅れている」と言われると日本人としては面白くない。別になんでもかんでも欧米のあとを追いかけなくてもいいのではとも思う。日本のBYOD(私物デバイス活用)は本当に“遅れている”のだろうか。 多くの調査が示す日本の私物利用の少なさ そんなことを考えたきっかけはジュニパーの調査だが、ほかの調査でも日本と海外での違いは大きいという結果が出ている。 ESETは米国の従業員の81%が何らかの私物デバイスを仕事に使用しているという調査結果を発表している(関連記事)。 これに比べ、日本での私物利用の割合は少ない。ITproが実施した読者アンケートでは「私物デバイスを
次期年金システムの開発プロジェクトが、発注の失敗をきっかけに1年以上停滞していることが本誌の取材で明らかになった。設計作業を受注したIT企業の1社が役目を果たせず途中でギブアップし、再発注がなされないままの状態になっている。税と社会保障の一体改革をめぐる政治の混乱もあり、再開のメドは立っていない。 ストップしているのは、オープン化を目指す次期年金システムのプロジェクトだ。厚生労働省は「年金記録問題」が表面化した後、既に着手していた基本設計の一部をやり直す「補完工程」を3社に分割発注した(図)。3社のうちシステム基盤設計を3億8640万円で受注したユーフィット(現TIS)が、契約を履行できなかった。 アプリケーション設計を担当したNTTデータと工程管理支援を受注したTDCソフトウェアエンジニアリングは、それぞれ「契約どおりに作業を進めた」(厚労省年金局)。一方、システム基盤設計の進行は遅れた
IT業界にはかつて、ITプロフェッショナルが希望の給与額を提示できるような素晴らしい時代があった。しかし、2000年問題の片が付き、ドットコムバブルがはじけるとともに、そのような時代は終わりを迎えた。企業はもはや、多くのプログラマーを必要としなくなったのである。また、サーバを新たに購入したり、その運用を任せるためのシステム管理者を雇用する新興企業の数も一転、大きく減少することになった。 同時期、米国産業界ではITに対する反動が各所で顕在化していた。それまで多くの企業は、ITがあらゆる問題の解決策となるはずだと信じ、ITプロジェクトに膨大な資金を投じていた。1990年代にはITによる生産性の向上が顕著であったため、多くの企業がITに対して過剰な投資を行い、あまりにも多くのことを先を急いで実行しようとしていたのである。その結果、大金を投じた大規模プロジェクトが大失敗に終わるという事例も数多く見
東日本大震災からわずか3日後の2011年3月14日、みずほ銀行は大規模なシステム障害を起こした。義援金の振り込みが集中したのをきっかけに、振り込みの遅れや店舗でのサービス停止、ATM(現金自動預け払い機)の取引停止などを連発。影響は日を重ねるごとに広がり、収束までに10日間を要した。 みずほ銀行が大規模なシステム障害を発生させたのは、9年前の2002年4月にシステム統合に失敗して以来、2度目のことだ。なぜ失敗は繰り返されるのか。それは、みずほ銀行が根本的な原因を究明し、対策を取っていないからだ。 大規模障害を招いた直接の原因は、システム部門の不手際である。システム全体の仕様や機能をつかんでおらず、バッチ処理の運用時にミスを重ねた。それらがシステム障害の影響拡大につながったのは事実だ。だが、根本的な原因は別にある。 根本的な原因は、みずほ銀行とみずほフィナンシャルグループの歴代経営陣のIT軽
ガジェット好きの皆さんには朗報だ。われわれは皆、自分のクレジットカードやiTunesの個人アカウントの明細からモバイルの成長が進んでいることを実感している。だが米TechTargetが読者を対象に実施した年次調査では、さらに企業のIT部門が端末の面でもアプリケーションの面でも、かつてないほどにモバイルの成長を支えている現状が明らかとなった。調査回答者の57%近くは、「モバイル予算が前年比で増加した」と答えている。モバイルが景気後退の局面においても堅調を維持した数少ない分野の1つであったことを考えると、これはとりわけ大きな飛躍といえるだろう。 TechTargetジャパン実施の関連調査はこちら モバイル端末用のセキュリティ製品、導入率が高いのは? 44.6%の企業はスマートデバイス導入も、「端末の紛失・盗難」に不安 モバイル製品の買い物リストで上位に入ったのは、タブレットPC、スマートフォン
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