株式会社文藝春秋は大正 12 年(1923 年)に作家の菊池寛氏によって創設された、芥川賞や直木賞の幹事も務める日本でも有数の老舗出版社です。『文藝春秋』『週刊文春』『 CREA 』『 Sports Graphic Number 』などの雑誌に加え、単行本、文庫、新書など多くの書籍も手がける同社はまさに「紙文化の会社」。現在の社員数は 344 名ですが、 2019 年夏の時点でその半数を超える 188 名の社員が社内外のコミュニケーションに Slack を活用しています。紙の力が圧倒的に強い同社でここまで Slack が浸透した理由は何だったのでしょうか。 横断コミュニケーション改善のため Slack を導入 「作家が創設した会社ですから、何よりも編集の現場を重んじる文化があります。各編集部の独立性もすごく強い」と話すのは、オール讀物・別冊文藝春秋編集長(当時)の大沼貴之さん。そんな同社に