“クルド人差別”批判の女性市議、自身をSNS投稿で「テロ組織要員」呼ばわりした“ジャーナリスト”を提訴…「沈黙は差別と暴力への加担だ」と訴え 埼玉県鶴ヶ島市議会の福島恵美(めぐみ)議員(無所属)が5日、ジャーナリストの石井孝明氏にSNSへの投稿により名誉を傷つけられたとして、石井氏を被告に220万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に提訴した。なお、先行して侮辱罪での刑事告訴も行っている。 対象となっている石井氏の投稿は、福島市議を「テロ組織PKK女性要員」と呼称したもの。石井氏の投稿がなされた直後から、鶴ヶ島市役所や市議会事務局には電話やメールによる誹謗中傷が殺到し、7月22日には爆破予告と、福島市議の殺害予告が届いている。 提訴後の会見で、福島市議は、提訴の意図について以下の通り述べた。 「政治家が一般人の表現活動に対して訴訟を起こすことは、表現の萎縮を招く恐れがあるため、極めて抑制的で
