レンズのズームリング、モードダイヤルなどは金属の削り出し。高級デジカメといえば金属削り出しだが、X10もきっちりそれに習っている。試用機のダイヤルはちょっと固めだが、遊びの少ない手ごろなクリック感があり、回して気持ちいい。 ズームリングも適度なトルクが効いており、動きも滑らかなので、何もなくてもつい回してしまう。シャッターボタンは、機械式レリーズを取り付けられるようにネジ穴が切ってあって、単純にデザインアクセントとしても好みだ。 とにかく、全体として「感触」がいいのだ。ひんやりとしたボディのアルミダイキャストをはじめとした金属の採用は、持っていて気持ちがいい。クラシカルなカメラといったスタイルは好き嫌いが分かれるかもしれないが、個人的には好きな部類だ。 サイズも手ごろな感じで、ポケットに入るコンパクトデジカメというレベルで考えると大きいが、ストラップは両づり式で、首から下げても、肩から斜め
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