米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設計画で、国が埋め立てを計画している同県名護市辺野古沖に12日、朝日新聞記者が潜った。国は近く、海底ボーリング調査のため、立ち入り禁止区域を示すブイを設置する。その区域の外側で、地元の自然保護団体に同行した。 潜ったのは地元ダイバーの間で「ハマサンゴの丘」と呼ばれるポイント。辺野古崎から北東に約2キロ、大浦湾の中央部分に位置する。一面にサンゴが広がり、多くの魚の泳ぐ姿が見られた。 大浦湾の生態系に詳しい日本自然保護協会(東京都中央区)の安部真理子主任は「基地が建設されれば、湾内の潮流が変化する可能性がある。埋め立てに使われる土砂の影響も懸念される。周辺に生きるサンゴや魚などに大きな影響が出るのではないか」と話している。(関口聡、金川雄策)
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