アメリカのトランプ前大統領は7日、不法移民が殺人事件を犯していると主張した上で、アメリカに「悪い遺伝子がたくさん入っている」と発言し、波紋が広がっています。 共和党のトランプ前大統領は7日、保守系の評論家とのインタビューの中で、アメリカに入ってくる不法移民のうち「1万3000人は殺人犯だ」と主張しました。その上で、「人殺しは遺伝子の中に組み込まれている」として、今のアメリカには「悪い遺伝子がたくさん入っている」と述べました。 この発言について、ホワイトハウスのジャンピエール報道官は、「憎しみに満ち、嫌悪感を抱かせるもので、不適切だ」と批判しました。 一方、トランプ陣営は「移民ではなく、殺人犯について言及したものだ」とする声明を発表し、移民への差別にあたるとの指摘に反論しています。