映画の評価を知ろうとして海外の掲示板を読んでみると、いつも「?」と思うことがある。それは「神が議論の対象になること」だ。海外の掲示板では、キリスト教右派らしき人たちが議論を巻き起こしている場合がある。彼らにとって「映画の内容が聖書的かどうか?」というのは非常に重要なことだ。だから彼らにとって不都合な映画は攻撃の対象となる。特にファミリー・ムービーに対して顕著だ。子供が観る映画に聖書の観念が入っていることがキリスト教右派にとって望ましい。 今、海外では『ライラの冒険 黄金の羅針盤』の掲示板が思いっきり荒れている。キリスト教右派たちが論争を起こしまくっているからだ。無神論者のことを英語で「ATHEIST」というのだが、掲示板には「ATHEIST」という単語が一杯使われている。 何故かと言うと『ライラの冒険 黄金の羅針盤』の原作者は無神論者で、作品の中で神に対する反乱を描いているからだ。これはキ